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2019年7月10日(水) 曇り時々晴れ後一時雨 むう父さん単独
04:53自宅発→05:13所沢IC→06:43水上IC→07:11~21ロープウェイ駐車場→07:25登山口→07:55田尻尾根入口→09:12田尻コース終点→09:47避難小屋→10:39天狗の溜まり場→11:12~29ザンゲ岩→11:41肩ノ小屋→11:49トマの耳→12:15~34オキの耳→12:53肩ノ小屋→13:01ザンゲ岩→13:34避難小屋→14:05~10ロープウェイ天神平駅→14:25~35ロープウェイ土合口駅→16:20所沢IC→16:45自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

谷川岳、花を見に出掛けました。
 明日晴れそうだよ…と母さんに言われて、谷川岳に出掛けようと思った。この時期にしか咲いていない花が結構咲いていると考えたのです。朝早く起きられるかなぁって感じで母さんに聞いたら、「私、用事が有るから…」、オォー久し振りの単独山行だなぁ…と思ったのが、ちょっとした間違いだったかな。

ナビを設定したら、7時半頃には到着する様子。
赤城高原SAで休憩して、買い物して…と考えていたら、赤城高原SA付近はガスで真っ白。

そのまま車を走らせ、途中のコンビニで昼食ゲット。
駐車場に結構早く着いたら、受付は閉まっていたが普通に入れる模様。

入ったら山登りの準備をしていた車が数台。
ロープウェイの始発は8時…、母さんいないし、自分のペースで歩けるから…と、考えた。

(写真A)駐車場を振り返る
そういえば昔はロープウェイを使わないで田尻尾根を登り下りしていたなと考えたら、登ろうと思った。

駐車場を出て道路を戻り、西黒沢まで下りる。
入口には車が入り込まないように車止めがしてあったが、またいで林道を歩き始める。

ガスが上がって来て晴れ間も見える。
これは、好都合だけど暑くなりそう。
(写真B)登山口に到着
(写真C)石ゴロゴロの道を歩く (写真D)水量の多い沢を渡る
しまった熊鈴忘れた!
周囲にはアジサイが咲き遅れ。

ロープウェイが動き始めたが、時間前なので従業員を上に移動させているのだろう。

湿度が高いので既に汗をかき始めた。
案外急な道で、飽きて来た頃に田尻尾根入口の看板が有り、やっと登山道に入る事ができました。
(写真E)ロープウェイが動いた
登山道の入口から…凄かった!
ドロドロの足跡が一杯!
ここを登る人は少ないな、やっぱり。
下った人の滑った跡が一杯!
登りも滑りそう。しかも急な道が続く。

これが結構きびしい登りだった。年取ったからなぁ。
足元には、目玉親父になった銀竜草が一杯。
その他にランらしき物や、イワウチワらしい花。
(写真F)田尻尾根の入口
途中2ヶ所ほど緩やかな場所が有ったが、殆どが急な滑りやすい道。結局一度も下る場所が無かった。

ヘロヘロになって辿り着いたロープウェイからの道。
正直、思わずホッとした。

土日なら結構人が歩いているのだが、平日なのでやっぱり人が少ない。

尾根を登っている間に周囲はガスの中だった。
帰りは絶対にロープウェイに乗る…と決心した。
(写真G)通常ルートに出会った
途中で座る場所も無く、休憩がとれなかったのでヘロヘロだが、ゆっくり歩き出す。

ふと脇を見ると、木道脇の草の間にモウセンゴケ!
えっ! …と思ったが、そこら中にモウセンゴケだ!

進むうち、今度はユキザサだ。
タニウツギのピンク色の花も結構出てきた。
写真を撮るが、撮影の際には息を止めなければならないので、ヘロヘロに拍車がかかりそう。
(写真H)避難小屋に到着
田尻尾根は結構湿度が高かったので、汗でシャツがべっとりとなった。避難小屋で着替えようとしたが人がいたので通過。そのまま登り続ける。

この先岩場が多くなって、ロープや鎖が出てくる。
風が当たる場所で着替えを済ませた。
平日は人が少ないので、こういう時も助かる。

花を見つけたら、写真を撮るのでスピードが落ちるので、人が少ない中でも後続の人達と前後する。
(写真I)ガスが上がって来た
(写真J)天狗の溜まり場 (写真K)雪田が見えてきた
ちょっと休憩を取りたいと思って進む。
天狗の溜まり場が良い休憩場所だったが、皆さん同じ考えなんですね。そのまま進む。

この辺りから花も色々出て来るので、楽しい。
普通の一眼レフとミラーレス…ミラーレスにはマクロレンズを装着して花の写真を撮る。

ザンゲ岩には誰もいなかったので、この岩の上でのんびり風に吹かれながら休憩。
(写真L)休憩したザンゲ岩
ザンゲ岩で20分ほど休憩して疲れを取ったのが正解。
最後の登りに向けて再スタート。

すぐにタテヤマリンドウの群生。
程なく木道の脇に雪田から流れ出る水。
触ったら冷たかったですね。
(後で考えたら、この水でタオル絞れば良かった)

コースは雪田を避けるコースに変わっていた。
(前は雪田を登ったのに雪田の場所が変わった?)
(写真L)肩ノ小屋手前の雪田が見える
ここから階段状の道。木道から眺めるとショウジョウバカマとシラネアオイを見つける。
ショウジョウバカマはロープの外側、シラネアオイは近かったが笹に隠れている。シラネアオイのみ撮影。
笹に隠れているので殆どの人が見過ごしそう。

すぐにミヤマキンポウゲが一杯咲く肩ノ小屋。

そのまま、トマの耳に行く。
ここまで登って来ると高山植物が増えますね。
(写真M)肩ノ小屋に到着
谷川岳には2つの峰が有る双耳峰(そうじほう)。
沼田付近から見ると猫の耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方をオキの耳と呼ばれています。

トマの耳は、丁度登山者が下りたので1人しかいませんでした。しかも晴れ間が見えます。

写真を撮ったらオキの耳に向かいます。
この間に結構花が咲いていました。
(写真N)トマの耳山頂
ここはのんびり写真を撮りながら…。
オキの耳の山頂もガラガラ、私含めて3人。

ここで風に吹かれながらのんびり昼食です。
ガスが通って、トマの耳が隠れたり、現れたり。

帰りは下るのみ。
肩ノ小屋に帰って来たら、団体さんが昼食中でした。

下る人の多くがトレッキング用ポール2本使用なので、ちょっと岩場は動きが遅いですね。
(写真O)オキの耳に到着
登りにゆっくり花の写真を撮ったので、下りは順調にスピードを取り戻しました。
…が、避難小屋手前から木から落ちる雨音。
音だけで足元にも身体にも感じない。

避難小屋でカメラをしまい、折り畳み傘を手に下ります。(雨具を着るまでも無いかと…)

田尻尾根からの合流点に到着。
我ながらよく登ったなぁ…と、感慨深い。
※もう二度と登らないと思いました。
(写真H)避難小屋に到着
ロープウェイ駅はガスの中。切符を買おうと思ったら誰もいないので、乗車担当の人に聞くと…中の人に!
多くの人が皆さん往復切符を買うので窓口の人はのんびり! 片道1230円払います。
前は2人連れが乗ったので、その後…おぉー1人で貸し切りかと思ったら中年の夫婦らしき2人が乗車。話している内容を聞いたら、下の道を登る人なんかいないよね…熊が出そうだしね。
登山者じゃ無いし…、まぁ黙って聞いてました。

駐車場に着いたら、ワイパーに1枚紙が挟まっており、出口で500円払って下さいとの事。
払って出る際には、ご丁寧に「気をつけてお帰り下さい」と云われました。良いですね。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)