(写真TOP)
2005年6月12日(日) 晴れ時々曇り
九州在住5名、大阪のN井さん&むう父さん
(九州在住:O嶋さん、A野さん、Y田さん、I橋さん、K原さん)
08:00湯坪温泉民宿「涌蓋」発→09:20〜30由布岳登山口→09:45柵→10:10〜13合野越→11:18〜25マタエ→11:45〜50由布岳西峰→12:30東登山口分岐→12:37由布岳東峰→12:50〜13:30マタエ→14:07〜10合野越→14:26〜35柵→14:45〜50登山口→14:05〜35ぬるかわ温泉→15:50湯布院IC→17:10太宰府→17:17都市高速出口→17:35〜18:11博多駅→19:23広島駅→19:38〜40会社→19:55自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎九州の山は面白い! 感激の由布岳もミヤマキリシマ満開
 7時30分の朝食前にK原さんから、露天風呂今なら誰も入ってないので、ゆっくり入れますヨ、の声。昨日の感覚で露天風呂に入るが、入ったら超熱かった。
アレっ、井戸水流れて無い。熱い筈。
朝食も結構おいしいよ。
今朝は良い天気だ。民宿の窓から山が見える。
シマシマ模様の不思議な山だ。

今日は、やまなみハイウエイを通って由布岳に向かう。
むう父さん殆ど自ら運転だから今回は助手席でのんびり。
アレ、道を間違えたって…。
久住山登山口の長者原に出てしまった。
…が、驚いた。
(写真)民宿前からの景色。縞々の山だ
目の前の山の斜面が真っ赤。
ミヤマキリシマの大群落だ。
道を間違えてもらったおかげで久住の素晴らしい景色を眺められました。

これから登る人達が準備をしてる。
いいなぁ、今日は最高だろうな。

やまなみハイウエイを坦々と走る。
途中から尖ったツノ二つの由布岳がはっきり見える。
頂上登っても結構な標高差があるのかな。
(写真)長者原から星生山、赤いのが花
湯布院の町を通過して、登山口に向かう。
どんどん由布岳が近くなる。しかも周囲は草山だ。

今日の由布岳は登り一辺倒。
直射日光が当たったら、最悪。

しかも雨を予想してむう父さんは帽子を持ってない。

登山口は車で一杯。強引に2台停める。
道の端にも駐車してる。
目の前の有料駐車場はガラガラ。
(写真)由布岳がぐんぐん迫る
歩き始める。
草原状態の麓から見る由布岳は、きつそう。
前日の反省を思い出し、途中で班を分ける。
先行班は西峰に登ってお鉢周回。
東峰で落ち合う予定。

ゆっくり登ると、真っ先に汗が噴き出す。
昨日の酒だよ、これは。
心配してた直射日光は無い。
薄曇り状態だ、助かった。
リュックから用意のウチワを取り出す。
(写真TOP)登山口から草原を歩き始める
牧柵で扉を開けて更に進む。
ここからは樹林の道になる。
時折涼しい風が吹き抜ける。

目の前にした由布岳を登りを意識したか、いつも先行するN井さんのペースは丁度良い。

予定時間通りに合野越に着く。
しばしの休憩を取って出発。
まだ樹林の中の登りだが、いつの間にか大きなジグザグを切るようになる。
(写真A)樹林帯を合野越に向かう
途中所々に標高○○mの表示があり、助かるな。
今回は国土地理院の2万5000分の1地図試験公開で、ダウンロードをして紙にインクジェットで印刷してきた。

標高1200mほどから樹林は低くなり、下界が顔を出し始める。
風も吹き上げて来て心地よい。麓の町は湯布院だ。
遠くに久住連山。
(写真B)急なコースにミヤマキリシマ
地図を見ると途中でジグザグは無くなって直登コース。
確かに一気にコースは急になる。我慢のしどころだ。

吹き抜ける風と下界の眺めに、なんと嘘ばっかり。
由布岳にはミヤマキリシマは無いの話。
頂上付近はミヤマキリシマの群落。

景色と風と花に励まされて登る。
薄曇りで良かった。ここで太陽が出ていたら、暑さで大変な事になったろう。
(写真C)マタエ直前。花と湯布院。
(写真D)マタエを振り返る (写真D)花と由布岳東峰
マタエに着いて周囲の景色に大歓声。Y田さんは写真を撮りながら、後続のO嶋さんA野さんと合流する。残る4名は西峰を目指すが、団体さん。ちょっとした鎖場に大混乱。
頂上から下山して来る人もいて、混乱に拍車はかかる。合間をすり抜けて登る鎖は使わなくても登れるコース。その先の尾根を回り込むような鎖場は身を乗り出すようでスリルがあった。 …が、団体さん大丈夫かな。
頂上に着いて、やったぁと、ばかり。
ちょっと休んだら、行くよ。
な〜んだ、もう行くの。残念。
周回コースで、しかも標高差は大きい。

休憩している人の間をすり抜けて、少し行くと、「すご〜い」の声。
いきなり現れたのは、ミヤマキリシマの大群落。
周回する人にしかわからない群落。人は少ない。
(写真E)ミヤマキリシマの大群落
灌木帯を抜け大群落に着く。
残念な事にゆっくりとする時間は無い。
即、ミヤマキリシマの間を下る。
あんなに下りて、また登るんか。
うんざりするような登り。
時折振り返るミヤマキリシマが慰めてくれる。

東峰には時折人影が。
もう仲間は登ったかなぁ。
結構道は険しいんだな、これが。
油断出来ないコースだな。
(写真E)ミヤマキリシマの大群落の前で
(写真F)ミヤマキリシマの間を下る (写真F)由布岳西峰を振り返る
岩尾根の上り下りと花を満喫して、予定より遅れて西峰に着く。アレッ仲間がいないよ。
ちょっと遅れたから先に下ったかな。

とりあえずマタエまで行ってから遅い食事にしよう。
マタエ近くになると傘を差して休んでる人がいる。

A野さんだ。やっと会えた。
O嶋さん達はなんと我々より1時間遅れで着いたよう。
急な道だったからね。
(写真G)西峰とミヤマキリシマの大群落
この頃から日光が差し始めたので、日陰で食事。
O嶋さん達は先に下山してもらう。

下りは快調だ。サッサと駆け下る。
特にK原さんはサッサどころではない。
途中でO嶋さん達をも追い抜き、更には合野越から、ご老体のA野さんと供に走り抜けて行った。

アッと云う間に下って、振り返る由布岳に、面白かったヨ、と話しかけたかった。
(写真H)東峰の山頂で
昨日の九州の久住と共に、九州の山は強烈な印象を与えてくれた。
大分県の山だが、博多から思ったより近かったし、天候にも恵まれた。

湯布院で温泉を探し、ぬるかわ温泉に入る1人400円。
何がぬるかわ温泉だメチャ熱。

しかも、湯布院は超観光地。
人が一杯、渋滞もある。
相当な観光地なんだな。知らなかった。
(写真I)東峰を下ってマタエを目指す
大阪のN井さんは帰りは飛行機。高速道路のSAで何らかの打合せ。A野さんが、二人が九州に来た歓迎会をしなければ…、もう帰りなのに単に飲みたいだけか、しかもむう父さんは早朝の新幹線だったので車だ。残念ながら飲めない。後ろ髪を引かれる思いで博多でお別れしたのでありました。


この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)