(写真TOP)
2005年6月11日(土) 雨のち曇り
九州在住5名、大阪のN井さん&むう父さん (九州在住:O嶋さん、A野さん、Y田さん、I橋さん、K原さん)
05:05自宅発→05:15〜20会社→05:30〜06:00広島駅→07:38〜55博多駅→08:37太宰府IC→09:57九重IC→10:35〜11:00牧ノ戸峠登山口→11:10〜15展望台→11:30沓掛山→12:42星生山分岐→13:00〜05星生山→13:20縦走路→13:40〜14:20久住わかれ→14:40久住・中岳分岐→14:52〜15:05久住山→15:15久住と中岳分岐→15:25御池→15:40〜55中岳→16:05天狗ヶ城→16:13御池→16:28〜32久住わかれ→16:53星生山分岐→17:45沓掛山→18:15〜25牧ノ戸峠→18:45湯坪:民宿「涌蓋」
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎待望のミヤマキリシマに出会えた30年振りの久住山
 2月に安芸小富士と宮島弥山の島登りに来た九州ロートル登山隊が、今度は九州の山に来ないか…との、お誘い。ミヤマキリシマが咲き乱れる風景には、ちょっと遅いかもよ。との事だった。博多駅に07:45集合には、大阪のN井さんは夜行バス。むう父さんは広島始発朝一番のこだましかなかった。しかも広島は結構な雨。会社に車を置いて、広島駅までの10分程の歩きでも足元は濡れてしまったよ。
4両編成全車自由席のこだま。
でもグリーン車並みの両側2列席。

博多駅でI橋さんとO嶋さんの迎え。
早速移動用の車に向かう。
車はI橋さんとK原さんの自家用車。
この時点で雨は驚くべき事にほぼやんでいた。
コンビニで弁当を買い、太宰府ICから高速道に。
行くにつれ雲が上がって行くのがわかる。
時折の雨がやむ。が、車のスピードは雲を追い越した。
(写真A)登り始めは急な舗装路だ
九重ICを下りて久住方面に進むまでは、雨はやみつつあったが、長者原の登山口を過ぎ、牧ノ戸峠の登山口に向かって標高を上げていくにつれ、雨は再び降り始めた。
牧ノ戸峠の駐車場は満車だよ。 と、思ったら、さすが地元。バスの駐車場の奥に更に駐車場。ここで準備をして登り始める。
登り始めは、なんと! 舗装道路で急。
しかも先頭のI橋さんは何故か張り切りペースが速い。
登り始めて3分ほどで、O嶋さんがゲーゲー!
おぉ、今日の調子は悪そうだ。しかも雨だしなぁ。

周囲はガスで何も見えず。
観光客もここまでは来ると云う沓掛山。
雨は降ったりやんだりの繰り返し。
徐々に雨が止む時間が多くなる。
(写真B)ミヤマキリシマが咲いてる
岩場の沓掛山を過ぎると傾斜はゆるくなる。失敗だったのは、どこどこで待ち合わせようと、云う打合せが無かった事。途中までは足指骨折事件のO嶋さんを待ってだったので、この辺までのコースタイムはちょっと多い。
登山隊を2つに分け、久住わかれで落ち合う事にする。
O嶋さん・A野さん・I橋さんを除く4名は先行して、星生(ほっしょう)山を往復。急な登りだ。

ガスで周囲は何も見えず。残念。
但しガスの合間には咲き乱れるミヤマキリシマがうっすらと見える。
登ったら岩の向こうに踏み跡が続くが4名共に初登山。
コース読めず、そのまま往復。
(写真C)ガスの中、星生山を登る
久住わかれで落ち合って昼食。
こっちから下りて来ると思ったって。
なんだ、やっぱりつながってたか。

O嶋さんのリュックからビール。
最後の1本。ありがたく頂戴。
ん? だからリュックが重くてバテた?

ここでガスが一瞬晴れ始める。
おぉ〜、目の前に久住山。
そして斜面にはミヤマキリシマ。
(写真D)久住山の途中で、ミヤマキリシマ
久住に向けて登り始める。
O嶋・I橋コンビは御池往復だ。
再びのガスの中、ガラガラのコース。
やっと着いた頂上も、ガスの中。
残念の一言であった。

中岳と久住山の分岐に戻って今度は中岳を目指す。
アララ、またまた斜面にミヤマキリシマ。
晴れてたらなぁ! まっいいか。
朝早く登ったら、多分雨で見えなかったと思う。
(写真E)久住山の山頂で
Y田さんは膝の具合が心配で戻る。
中岳コースを進むと天狗ヶ城分岐。
ん? で、違うと思うよね。
そのまま進むと、な〜んと、O嶋さんグループ。
何だ、ここが御池! 驚き。
ガスで対岸が見えないよ。大きな池?
なんせ初めてのコース。

心配してI橋さんが同行してくれる。
池を回り込んで避難小屋を右に見、斜面を登る。
(写真F)ミヤマキリシマ咲く道を歩く
(写真G)御池の末端で (写真G)御池を離れ、中岳を目指す
またガラガラの岩場を登ると、九州本土最高峰の中岳。
下山し始めると、いきなりガスが晴れ始める。
山頂に戻って、景色を堪能。
煙を上げるは硫黄山? あの辺の草原は坊ヶつる。
御池も見える。

下り始めたらまたガスの中だ。
これは日頃の行いの現れか。
(写真TOP)中岳から久住山と御池を望む
今度は真っ直ぐ進んで天狗ヶ城へ。
真下は御池だ。
しかし、さっき登って行った人達。
また中岳はガスの中だけど。

帰りは久住わかれへの巻き道コース。
皆が待つ久住わかれ。

ガスが晴れて、久住山が最高だったようだ。
でも、やっぱり九州本土最高峰の中岳からの眺めでしょう。
(写真H)天狗ヶ城から御池を見下ろす
広島に比べても、更に東京に比べても日の入りは遅い。
登る時よりもガスは少しずつ晴れている。
周りの景色がわかった。

普通はこんな時間に下山しないのだが坊ヶつるの山小屋は満員だった。

下山して湯坪温泉の民宿泊だ。
今日の宿は民宿「涌蓋(わいた)」。
久住連山のはずれ、涌蓋山の登山口にある民宿。
(写真I)ガスが晴れ始める
民宿に着いたら、我々が一番遅い。
皆さん、出来上がってるよ。

先ずは、展望露天風呂。
う〜ん、単に外にあるってやつ?
67.4度の単純泉で井戸水を常に流してる。

カラスの行水、プラス、早くビールを飲みたい。
あまり料理を期待していなかったが、これがまたおいしかった。
(写真J)展望台付近
しかも、I橋さんが作る絶妙の7:3割り。
これが、また旨い。
夜の更けるのも忘れ、同宿の山人が翌早朝の出発も忘れ、部屋で大声で騒ぐ、大迷惑の連中であった。

本当は、翌日は涌蓋山に登る予定。
O嶋さんの一言で由布岳に。
ちょっと遠いけど、明日の天気は晴れ。
登るにつれ、景色が広がる由布岳の方が良いとの事。
(写真K)牧ノ戸峠登山口。殆ど車なし
今日は雨のち曇り。曇りの98%はガスの中。でも、ミヤマキリシマは10年振りの開花らしい。毎年行ってる連中も初めての素晴らしい開花。久住はいつ行っても、何度来ても飽きないんだって。むう母さんにメールで報告したら、私も行きたいって、う〜ん車で走るか!

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)