歯は大切に…、特に高山は危険

ネパールに行く前に、気掛かりだったのは薬類。
23年前に行った時にも大事だったのは薬だった気がする。

当時も今も変わらないだろう…と、思っていた。
以前、ルクラに着いた途端にメチャ下痢だった。
しかし、抗生物質を服用したら、即なおった気がした。
…と、云う事は…と、考えた。
ネパールの病原菌は、薬に対する抵抗力が無いようだ。
抗生物質でイチコロ!!

そこで、抗生物質をもらおうと、行き付けのお医者さんに聞いたのでした。
話題の外務省は、ホームページ:海外安全情報をコピーして医者へ。
えっ、ネパール…と、一瞬絶句。
安全情報には、ネパールでは肝炎、腸チフス、赤痢が年間を通じて存在とある。
コピーを渡して薬を選んでもらう。但し、健康保険がきかない。
健康保険はかかった病気に対する保険で…。う〜ん! 高いか?
まっ、これで薬の手配はついた…と、安心した。

ところが、もう一つ気掛かりがあった。
むう父さん、疲れがたまると歯が腫れるのだった。
ネパールへ行くと、ちょっと危ない。特に高山は危ないと自覚。
だが、メチャ歯医者嫌いのむう父さんだった。

それに輪をかけたのが、むう嬢さん。彼女歯医者でバイトを始めた。
去年やめたが、今度は別の歯医者でバイト。
歯医者で何やってんの? 受付?
ば〜か! 受付なんかやってないよ、セメントねったり、吸引したりだよ〜
それって、先生の横にいる人? そんな馬鹿な!
それから歯医者が信じられなかった。

正直怖かった。歯科衛生士しかいないのかと思っていたら、バイト!

でも、勇気をふるって出掛けた。
命に関わるかも」と、云ったら「それは、大げさな、何で?」
コレコレシカジカで、ネパールの高山へ」… !!
それは命に関わる

レントゲンを撮り綿密に検査。「何でもっと早く来なかったの?」
いつから行くの」…日程を告げるとエッ!と、思うよ。本当に!

歯の根が割れてる! しかも根に病根が有る歯が!
気圧が下がると間違いなく悪化する。時間も無いし…。
病根の有る歯で即補修可能な歯を補修。

覚悟は出来ていたむう父さん。3月2日(土)に根が割れてる歯を抜く事にした。
でも、只では起きないむう父さん、しっかり抗生物質の情報を仕入れた。
歯の治療用なら保険が効く
らしい。
内科の先生と相談しなさいとアドバイス。

3月2日、早速内科へ行き、抗生物質の相談。
先生が用意してくれたのは、感染症に効く薬。
赤痢菌・食中毒菌・大腸菌等、色々と効く幅の広い薬だった。

その後は、恐怖の歯医者。
…、あまりにも怖くて書けない…。
しかも、来週も抜糸の為に行かなければ…。怖〜い、怖〜い、話でした。
この歯も心配で… ギョ!
そんなに標高の高いところ行きませんから…ほんの4000mほど。
十分高いじゃない…

あまりの怖さに半日ガーゼを噛みしめ、食事も顔を傾けながら…
むう母さん&嬢さんは、むう父さんの苦しみも知らず、大笑い!
病人に対して! と云ったら、
虫歯って病人?
 抜いたら、怪我人かな? アレ? アレ?

とにかくおとなしく、早めにホームページの更新をして、寝込む父さんでした。

来週の今頃は、ネパールか…、えっ! 違った。大阪だ。