ネパールの食文化-1

ネパール定食 『ダルバート』

ダルバートはネパールでは一般的な食事。日本で云えば、ご飯と味噌汁。
ダルは 『豆のスープ』、バートは 『ご飯』と、云う意味。

これにタルカリ 『野菜のおかず』 のセットで、タルカリ・ダルバート』と、云う。

地方で味噌汁の味が違うように…、各家庭で味噌汁の具が違うように…、どこで食べても、皆味が違う。
 茶碗に入っているのが『ダル』の豆のスープ。

 豆をすりつぶしているのかと思ったらネパール
 の豆は小さかった。


 ご飯の横に『タルカリ』の野菜のおかず。
 まさに『タルカリダルバート』

 スープをご飯にかけて、食べる。
(写真)ジョサレのタルカリダルバート
あまりにもご飯が多いようですが、日本の米と
違って、パサパサのタイ米タイプ。

結構、女性陣も残さず食べていました。

お代わりは自由。

ポーターさん達は、台所で何杯もお代わりして
いるそうです。
(写真)いざ! タルカリダルバートを…
※まだダルは来ていません
 手で食べるのがネパール風。
 ※左手は不浄の手なので、右手で食べる。

 外人と見たら必ずスプーン。

 チャレンジしたら、結構食べやすかった。
 でも、じろじろ視線には要注意。

 ※実はジボ嬢さん左利き。
  帰る 頃には、右利きに慣れていました。
(写真)ネパール風に手で食べてみました
ここのタルカリは、注文したら横の畑から
野菜(多分チンゲンサイ)を取って来てから
調理。

野菜特有のほろ苦さが気に入って、お代わりした。

やはり土地柄、カレー味のタルカリが多かった。
(写真)これもタルカリ

タルカリダルバートの値段を調べました。 (2002年8月10日現在、1ルピー=1.55円

チェプルン(空港の先)
 100ルピー:155円 一番安かったが考えていたよりも高い。
ジョサレ(ナムチェの手前)
 110ルピー:171円 一番おいしかった。170円なら毎日でも食べたい。
ナムチェ(最大の町)
 180ルピー:279円 ここのは食べなかった。でも高級ロッジだからか、高い。
ターモ(ナムチェの奥)
 130ルピー:202円 小さな辺鄙なロッジの割りには高い。

やはり、一大観光地のナムチェの価格はダントツ。
確かに上では米は収穫できない。人の背中による運搬は、いくら人件費が安いと云っても、価格に反映されるようだ。


写真を見直していると、もう一度 『タルカリダルバート』 が食べたくなった。一度挑戦してみよう!
期待しないで結果をお待ち下さい。