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2012年5月26日(土) 晴れ  むう父さん
05:50自宅発→06:05〜12栄駅→06:16〜31近鉄名古屋駅→07:04〜07四日市駅→07:34〜40湯の山温泉駅→07:48〜56三交湯の山温泉バス停→08:25一ノ谷茶屋跡→08:28中登山道入口→08:55四合目おばれ石→09:05五合目ゴンドラ展望台→09:10地蔵岩→09:17六合目キレット上→09:31七合目→10:07富士見岩→10:13〜18朝陽台→10:33御在所岳→10:35〜48望湖台→10:50御在所岳→11:02裏道コース下山口→11:14国見峠→11:22七合目→12:04藤内小屋→12:18〜25七の渡し→12:36鈴鹿スカイライン→12:46裏登山口→12:51〜13:12バス停→13:18〜33湯の山温泉駅→13:58〜14:08四日市駅→14:38〜43名古屋駅→14:48栄駅→15:00自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎晴れ間を狙って御在所岳に登ってきました。
 25日の金曜日は小雨模様。土日は晴れの予報が出ていた。21日は月に一度の東京での会議だったが、28日にも再度会議招集。ついでに帰ろうかとも思ったが、天気が良いなら御在所にでも登ろうと考え、28日の会議は名古屋発一番の「のぞみ」で日帰りにする事にした。
 近鉄名古屋駅から急行に乗車、結構混んでる。名古屋までの地下鉄は、朝帰りの若者が大勢いたが、こちらは雰囲気が違う。四日市で乗り換え。湯の山温泉行き各駅停車。山屋が増えてきた。
7:40の始発バス目当て。これを逃すと1時間ない。

バスに乗ったのは全て山屋で、14〜5人ほど。常連さんが「今日は多いなぁ…」との事。

乗車時間は8分ほど、下りたら殆どの人が即登山。

父さんは、靴紐を締めてから登山開始。
どれが御在所岳か山を見てもわからない。
(写真A)歩き始め、正面に御在所岳。
なんだ、白い送電線みたいなのが見えるぞ…。
これが御在所岳でした。

白いのはロープウェイの支柱だった。後で気づく始末。

しかも、靴紐締めてたら皆さん歩き出したし、登山道はどっち…。

一人残ってた人も初めてそうだし。
まっ、付いて行く事にした。
(写真B)川沿いに車道歩きが続く。
川沿いに車道を進む、下から登山者らしき車が追い越して行く。とにかく目指すは「中登山道」。

鈴鹿バイパスの下をくぐった先に登山口の案内。


なんと、一気に人が増えた。
そうか車で来た連中だ。だが、ここから急な道となる。

父さんはバス停から歩いてるから準備運動が出来てるが、車で来た人達にはつらい登りだ。
汗が一気に噴き出す。
(写真)川沿いにタニウツギの花
途中ロープウェイの下を通る。動いてる。

ここで初めて白いタワーはロープウェイの支柱と判明。
じゃ、あれが御在所岳! 遠い!

なんせ道が狭くて急、しかも車組出現で混雑。
狭いのでなかなか抜けない。

お陰で、息を切らす事もなく登る事が出来た。
(写真C)さすが花崗岩の山道。
超どでか岩、出現。ここが四合目「おばれ石」の表示。
2枚の岩が重なる。
「おんぶ」で「負ばれ石」のようだ。
ここで皆さん休憩。

写真を撮って先に進む。
斜面に「コイワカガミ」の花が咲き残ってる。

岩とザラザラの斜面と云うようなコースを進むと五合目(ゴンドラ展望)の表示。
(写真D)四合目の「おばれ石」
確かに展望良好、でも「ゴンドラ展望」って…。
休憩している人が多い。

少し進むと「地蔵岩」の標識。
ここにも、ちょっとした展望岩。

御在所を眺めて一息。
ひょいと後ろを向くと、大岩。
あれが「地蔵岩…」。
(写真)コイワカガミの花
少し歩いて、振り返ったら驚いた。
何! あの岩! 「地蔵岩」は凄かった。
不安定な…安定。

広島の大野権現山に「おむすび岩」が有ったが…、この「地蔵岩」も面白い。

※不安定な地蔵岩の写真は下に掲載します。
(写真E)地蔵岩。
すぐに六合目のキレットだ。
岩場の下り…。
鎖も有るがホールドがしっかりしているのでと思ったら。今回は大きなカメラを持参。
慌てて首にかけて通過。

ここまできて、この下りはもったいないの一言。

下がりきってから、また急な登りとなる。
八合目で大岩壁の下に着く。
(写真F)キレットから鎌ガ岳とゴンドラ
この辺から下ってくる人も増え、狭いので待ち時間が…。

こりゃ、もう少しすると下からの登山者が増えるので渋滞が出るなぁ。

岩場の巻き道を進む。
青いタテヤマリンドウが一杯咲いている。

巻き終わったら、また砂礫の斜面だ。
(写真G)八合目からの岩場の巻き道。
ふと回りを見ると、シロヤシオツツジが少しだが咲き残っている。しかも周囲はシロヤシオだらけ。

これは花のシーズンに来てみたい。

その後、シロヤシオツツジの木が一杯。

急に稜線に出る。右:「御在所岳頂上」、左:「ロープウェイ山上駅」
(写真)タテヤマリンドウの花
背後に岩場。
先ずは岩場に行くと「富士見岩」の標識。
もう頂上の一角だ。

さーて、「御在所岳頂上」方面に行くかと、一応常連さんらしい、おじさんに聞くと、指さすのは「ロープウェイ山上駅」だった。

「こっちの方が近い…」の一言。
(写真H)富士見岩から鎌ガ岳を望む。
ここからは観光地だ。

周囲の木の幹には金網。鹿よけだ。

程なく朝陽台展望地、一気に観光の人が増える。
ロープウェイ山上駅のトイレに寄ってから頂上を目指す事とした。

山頂近くまでリフトが通ってる。
スキー場を下りて来る人が見える。
(写真I)山上駅近くから御在所岳を望む
レストラン脇で、そのまま舗装路を歩く。
さっき見たスキー場には出なかった。

少し登ると三角点の有る夕陽台。

標識に導かれ望湖台へ。
山屋さんは皆さんこっちのようだ。
ここにも御在所岳の標識あり。
ここの岩場で軽い昼食を取って下山。

下りはスキー場の斜面を下りてみた。
(写真J)望湖台で。
気持ちの良い斜面だ。
途中で寝転んで休憩している人もいる。

下りたらリフトの中間駅。

水芭蕉の池を過ぎたらさっきのレストラン脇だ。
なるほど、右にくれば草の斜面を登れたのか…。

裏道コースへの分岐まで少々の登り。
(写真K)夕陽台に有る三角点。
あれっ、同じバスで来た女性2人組みだ。

遅っ。あちらも気付いたか、会釈。
「あのオヤジ、メチャ早っ」って、感じで見られた。

下りは裏道コース。国見岳方面へ行く。

砂礫のザラザラ道、どんどん登って来るので、その度に道を譲る。
(写真L)下りはスキー場の斜面を下る。
国見峠の八合目は、学生さんか…大勢休んでいた。

咲き残りのシロヤシオが、ちょこちょこ残ってる。

後は下るのみだが、距離は結構ある。

登りと同じで「合目」標示がある。

石がごろごろするような下りだが、樹林で直射日光を遮ってくれるのが助かる。
(写真M)新緑の裏道コース。
途中から、右に藤内壁へのコースを分けると、荒れた河原を歩くようになる。

ガイドブックを見ると、集中豪雨で大崩壊した様子。
藤内小屋も建て替え真っ最中。

この辺りまで下りてくると、さすがに登りの人はいなくなる。

橋を渡って工事中の案内板の河原で一休み。

顔を洗って、風に吹かれ、のんびりする。
(写真N)荒れた河原に出る。
出発と、よく見ると工事の影響でいきなり登りだ。

下って工事現場の脇道を通り、車道に。
スカイラインの橋脇から登山道に下りていく。

温泉ホテルの屋根が見えてきた。

下りに飽きてきたら、「あっ、ここ通った」って感じで、朝歩いた道に出た。
(写真O)裏道コースの入口。
バス停に着いて、バスの時刻を見ると6分ほど前に出発したばかり、残念。
バス停前に座り込んで風に当たって涼みながらバスを待つ。やはり車が多いのか、乗ったら山屋は計3人、後は温泉客と地元の人。
四日市まではガラガラの電車だったが、乗換のホームは結構な人。
むむっ、特急が有る。500円なのでしっかり特急で座って名古屋まで帰ってきました。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)

危なっかしいバランスを保つ「地蔵岩」