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2011年2月12日(土) 曇り後雪
むう父さん&むう母さん、N井さん、O嶋さん、I橋さん、Y崎さん、K原さん
08:00小浜温泉発→09:35〜45林道途中→10:05中山キャンプ場→11:10役行者→11:30国見岳分岐→11:35多良岳→12:00役行者→12:07金泉寺→12:08〜38金泉寺山小屋→13:05西岳分岐→13:16笹ヶ岳鞍部→13:38〜42中山越→13:45林道→14:15中山キャンプ場→14:30〜40林道駐車場所→15:00〜20道の駅→16:00豊洋荘泊
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎雪雲に覆われて大荒れの多良岳
 昨日に引き続き全国的に大荒れ。小浜温泉も猛烈な風が吹いている。時々雪雲が来るのか、雪も降ってくるが積もる様子は無い。
朝食を食べて素早く出発。カーナビで検索すると予定通り。今話題になっている諫早湾の堤防の上を通る道。
かなりショートカットできるし、博多の方々も通れるとは思って無かったとの事。
風は強いが天気は上々になる。
堤防道路のパーキングから多良岳方面が見えるが、山を特定できず。
そのうちに頂上付近は雲に覆われてきた。

右側に有明海を望む207号線を進む、雲仙も見えるが頂上付近は雲の中。

強風だから霧氷がすごいだろう。

中山キャンプ場の看板に誘導され更に走る。
(写真)堤防道路のパーキング
中山キャンプ場まで約1km手前で道路に雪が現れる。
キャンプ場への道は狭くなって急になるので、広い道路の脇に車を止め、ここから歩く事にする。

気温も低いし、風も強い。

ほんの少し歩いた途端に0嶋さんあきらめる。
えっ! ここで待つの!

車のキーを預けて我等は出発。
(写真A)道の脇に車を止める
車が通った跡が有ったが、上から軽トラが下りて来た。
農家の人かな。
でも、この先車で入った人はいない。

上空は風が強い、ゴォーと音が…。
時折、強い風が正面から来る。

林道を歩くこと約20分。
中山キャンプ場到着。
(写真B)寒風の道を歩く
雪が無ければ、ここまで車だった。中山キャンプ場から山道。周囲の木々は下枝を落とされて、手入れが十分にされていた。
レスキューポイントの掲示板。
緊急時に各ポイントの番号を携帯で連絡すると、場所がすぐわかる仕組み。
へぇー、初めて見た。

少し登って一汗かく頃、道は傾斜が無くなって歩きやすい道になる。
太陽の光も入り、こりゃ景色が堪能できるかと期待。
(写真C)レスキューポイントの看板
巻き気味に、緩やかな道を進むと、広い涸れ沢状の場所になって少々傾斜が増す。

周囲の木には、木の名前が書かれ感心する。

左に山が見えてくる。

結構急な山。あの奥が多良岳のもよう。
(写真D)なだらかな道を歩く
鞍部まで、もう少しと云う所で太陽が陰ってしまった。

雪雲が頭上に現れた感じ。
風で雪が飛んでくる。

鞍部は風が吹き抜けるので結構寒い。

鳥居が有り、脇に役行者が2体。
(写真E)多良岳の手前、国見岳
ここから石段の登りが始まる。

石段終了間際に、2人連れが下りてきた。
地下足袋履いてる。
寒くないのかな。

2人連れとすれ違った後から雪が一層激しくなる。

樹林の斜面を登って行くと、徐々に足場が悪くなって、岩場が現れた。
(写真F)役行者の鞍部
ロープや鎖が有るので、大丈夫だが、雪で滑りやすいので注意。

岩場を乗り切って、少し行くと国見岳と多良岳の鞍部。

ここから先は稜線の左側の斜面を歩く感じ。
なぜか左側にはロープが何重もあってガードされている。スリップ事故が有ったとは、小屋で聞いた話。
(写真G)鎖場を越える
斜面を登り、最後の石段を登ると頂上だが、雪と風で寒いので、即、引き返す。

下りは足元に注意しながら慎重に歩く。

九州の方々は軽アイゼンを着用してたようだが、無くても十分なコースだ。

来た道を戻って、役行者に着く。

あれっ、どこに行くの…。
(写真H)多良岳山頂の祠
来た道を戻るのかと思ったが、この先に小屋が有るので、開いてれば昼食との事。

巻き道を進んで、金泉寺方面に下ると、こんな立派なお寺が…、驚いた。

その先に立派な山小屋。

ドアを開けたら、また驚いた。
10人ほどの人が薪ストーブの周囲にいる。
先行した仲間は既に食事中。
(写真I)金泉寺に着く
暖かくて一息つけた。
熱い湯ももらえたし、助かりました。

登山者は反対側から登って来たらしい。
反対側は少し下りれば林道が有る模様。
バイオトイレを借りて出発。

来た道を戻るより、経ヶ岳手前の鞍部まで行った方が面白いし、林道もすぐなので、楽だとは小屋主の話。

小屋は土日は開いてるそうです。
(写真I)金泉寺山小屋
金泉寺の脇を登って、即斜面を下る。
後は稜線を通らず斜面をトラバースするコース。
積雪は多いが、問題無し。

中山越で経ヶ岳と中山キャンプ場への分岐。

ここで白い犬登場、父さんの顔を見て引き返すが、後ろから来たI橋さんに驚き、また戻ってきた。

犬?、狸にも見えたが…。
(写真J)国見岳をバックに
中山越から、ほんの少し下ったら林道だ。

後は1本道の筈が、結構分岐有り。

しかし、新雪が積もったので歩きやすかった。

人気の無い中山キャンプ場を過ぎ駐車した場所に、やっと着いた。

暇だったので近所を散歩したと云うO嶋さんと再会。
(写真K)林道を歩く
思わぬ雪で展望は無かったけど、九州で雪と云う、面白い体験。

帰りに道の駅に寄ってから、今宵の宿、竹崎の「豊洋荘」に向かう。

有明海に面した宿、風呂からの眺めも良い、日の出が見えるとか。

2人を除いて、皆さん蟹を一生懸命食べていました。
(写真C)中山キャンプ場に着く
翌日、部屋から日の出が望める。最高だなぁ。
正面は大牟田方面か…。長崎空港発10:45なので、朝食後素早く出発。
カーナビを見ると早すぎたので諫早の眼鏡橋を見物。長崎の眼鏡橋の3倍は有った立派。
車を返して、飛行場で土産を物色。帰りも好天で富士山が見えました。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)