(写真TOP)
2010年7月18日(日) 晴れ
むう父さん&母さん、I橋さん、N井さん、Y崎さん、K原さん

04:00起床〜05:00朝食〜05:43出発→06:05横尾分岐→06:28蝶槍→06:56鞍部→07:15池→07:25〜35ピーク(2592m)→08:17〜20ピーク(2512m)→10:25〜55常念岳→11:45〜12:18常念小屋→12:50〜13:00水場→13:13福助落とし→13:20胸突八丁標識→13:55笠原沢→14:25烏帽子沢→15:00大滝→15:48山ノ神→16:07一の沢登山口→16:30常念坊泊
2010年7月19日(月) 晴れ
06:00起床〜08:00朝食〜09:14豊科駅→09:36〜54松本駅→12:15立川駅→12:26西国分寺駅→12:34新秋津駅→12:43秋津駅→13:00大泉学園駅→13:25自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎槍・穂高の見える稜線漫歩から、長い下りでへとへと
 暑くて寝苦しい朝を迎える。トイレに出たら5時からの朝食に並んでいる人が10名ほど。
こりゃ日の出見物より朝食だ。1回目を逃すと30分の遅れ。
今日の予定は常念小屋までなので、のんびりでも良いのだが何と云っても昨日の雷もあるから、早いに越した事はない。これが後で功を奏した。
朝食後すばやく出発。
だが、父さんは靴の修理。
剥がれた靴を粘着テープで固定する。

なんとか下山まで持てばいいが…

薄い雲海がかかっているが、南ア、富士山、八ヶ岳、浅間山等々が見渡せる。

振り返れば槍・穂高が一望。乗鞍・御嶽山も。
(写真)蝶ヶ岳ヒュッテの朝食
最高の眺めだ。
稜線上では常に左側に槍・穂高。
陽が昇るにつれ、陰影が変わって槍・穂高が色々な表情になる。

のんびり歩いて横尾分岐。

昨日、雨の中登ってきたのが嘘のよう。
(写真A)朝の穂高連峰、左に焼岳
朝日に当たった槍・穂高を見ながらゆっくりと歩く。
梓川方面から吹き抜ける風が心地良い。
程なく蝶槍。

人が大勢いたので通過して、下る途中の斜面で休憩。

何度見てもあきない槍・穂高。
蝶槍から一気に標高を180mほど下げる。
もったいない。
(写真B)蝶槍に向かう
樹林を下ってまもなく鞍部。
皆さん一休みしている。

ここから40mほど登って、少し下り、徐々に登った後、2592mピークに向かうのだ。

登り始めて、振り返ると樹間から蝶槍が望まれる。

こんなに下りて来たんだ…。
(写真C)蝶槍から望む常念岳
地図の通り、登って少し下ると小さな池の脇を通る。
この辺から花が顔を出す。
真っ黄色のシナノキンバイが朝日に映えてきれいだ。

この後、樹林を抜けて草の斜面。
陽が当たり暑い。我慢の登り。

急な登りが終わった所で、皆休んでいるが、ピークはちょい先だ。2592mピークでしばし休憩。
(写真D)2592mピーク手前からの蝶槍
2592mピークから120mほど下る。
本当にもったいない。

また樹林に入り、小さなピークを越えたら這松斜面。
再び、槍・穂高の競演だ。槍が近くなった感じがする。

ここで応急修理の靴底が再びパカパカに。
2512mピーク手前で修理休憩。
(写真D)常念岳と手前に2512mピーク
(写真E)2512mピークからの眺め (写真E)2512mピークからの穂高
2512mピークから常念岳が大きい。
近いように見えるが、まだまだ。
標高を50mほど下りてから登っていく。

あそこで休んで、次はあそこでと、考えていたが、そうはいかない。

ここからは、岩の多いコース。
陽当たりも強いが、左からの風で立ち止まれば涼しい。
(写真E)2512mピークから常念岳
最初はN井さん・K原さんと先行するが、あっという間に後続と離れてしまったので、先に登ってもらって後続を待つ。

昨日の登りと一緒で母さんのペースは遅い。
5分登っては一休みの繰り返し。

おかげでのんびりと山を眺められる。
(写真F)穂高をバックに登る
岩場の登りになったので靴底修理のテープが切れた。
こりゃ、明日までテープが持たない。
こまめに修理をするが、歩きにくい。

いらない所に神経を使う登りになってしまった。

天気は相変わらず好天で、この調子だと今日雷雨は無さそうだ。
(写真G)登路を振り返る。中央蝶ヶ岳
先行した2人は頂上手前で待っていた。
すぐに頂上だ。
皆さん目の前の槍・穂高を堪能している様子。

軽装の人も多い。常念小屋から空身で来たのだろう。

まだ11時前、昨日の蝶ヶ岳ヒュッテの混雑を思い出してしまう。
(写真TOP)常念岳の山頂で
一の沢の登山口まで3時間強。
満員の山小屋で泊まるか、下山して温泉宿に泊まるか皆で考えました。

山小屋1泊2食で9000円、少々高くついても温泉宿でのんびりする事とした。それでは…と下山。

常念小屋までの下山路は、思ったより長く感じるつらいコース。常念小屋が遙か下に見える。
(写真H)常念小屋に向かって下る。
頂上で、I橋さんから麓用の靴を借り、靴底剥がれはザックに収納。ちょっと小さいが、助かった。

ペースの遅い後続を置いて先行。

常念小屋の前で弁当を食べながらタクシーを予約。
3時間強のコースタイムだが…
16時30分に予約。
(写真I)常念小屋を見下ろす
休憩しながら見ていると、横通岳方面からの登山者が小屋に入る。

一の沢コースから続々と登山者が登って来る。
こりゃ間違いなく大混雑だ。

常念小屋から下山を開始。
一の沢登山口まで5.7kmの表示。
下り始めると、続々と登って来る人に出会う。
(写真J)常念小屋と槍ヶ岳
(写真K)雪渓がまだ残っていた (写真K)雪渓上を歩いて下る
最終水場と云う表示で冷たい水を補給して、延々と下り続ける。このコースは途中に枝沢が何本も有るので、水には困らない。

蝶ヶ岳からの長い歩きで、へろへろになりながらも、ようやく登山口着。
先行の2人がタクシーの運転手と交渉して今宵の宿も決めていた。
(写真L)沢沿いのコース
登山口からタクシーに乗って移動。

林道の路肩に一杯の車。駐車場に収まらない車が路肩に止めている模様。

今宵の宿は「常念坊」、風呂に入り夕食。

疲れ切っていたのか、酒の量もそこそこに眠りに入る。
(写真M)一の沢登山口
翌日、朝食後豊科駅に移動。切符の手配をして大糸線に乗車。豊科駅のホームから蝶ヶ岳・常念岳が見える。今日は昨日よりも雲の出方が多い。ラッキーな稜線歩きだった。
松本駅で解散。特急あずさに乗って帰ったら乗り換えがスムーズで13時半前には帰り着いた。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)