2010年1月16日(土) 晴れ
むう父さん&むう母さん、N井さん、I橋さん、Y崎さん、O嶋さん、K原さん
07:40ホテル発→07:45〜08:25博多駅→10:47〜56登山口→11:10地蔵堂→11:31岩窟→11:33木場分岐→11:44岩屋分岐→11:52〜13:02虚空蔵山→13:13岩屋分岐→13:30犬の墓→13:52〜55岩屋登山口→14:25車→15:20西海橋〜17:00嬉野温泉泊
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎大村湾を見下ろす九州のマッターホルン、虚空蔵山を満喫
 昨日と一転して今日は晴れの予報。ホテルでツアーセットの朝食を食べてゆっくり出発。
レンタカーが8時からだから、のんびりできる。博多駅集合するが、レンタカーの手続きに手間取ったか。カーナビをセットすると、太宰府経由の高速を示すが、昨日の話し合いの通り、都市高速に乗って北側から、唐津方面を経由して行く。
不慣れなのでどこを通ったか不明だが、今宵の宿、嬉野温泉を通過。

登山口に向かう細い道に入る。
車1台がやっとの農道。駐車場には車が1台。

周囲には先日降った雪が残る。

用水路を渡る道の先には急登。
まさか…と、思ったら、これだ。
(写真A)嬉野登山口の駐車場
コンクリで固められた急登を登る。
樹林の中を進むが、コンクリ道は続く。
茶畑を過ぎて程なく地蔵堂。

ここから山道になる。
樹林の道を巻き加減に登る。

突然現れたのは大きな岩窟。
焚き火の跡あり。
少しの登りで木場コースと合流。
(写真B)地蔵堂
後のグループはまだ来ない。
そういえば、地蔵堂でしばしの休憩を取っていたし。
寒いので、そのまま先行する。
道はまた急になり、岩場が出てくる。
ロープが有る。

5分ほどで、岩屋登山口との分岐。
石の置物がある。
天保十三年の文字有り。
(写真C)尾根途中の岩窟
江戸時代の代物だ。
ここまで担ぎ上げたんだな。
道はここから右側に柵があり、遊歩道のようと思ったら、驚きの石段。

石段を登り切って、少しで山頂。

軽装の男女2人組がいるのみ。
麓の車の主の、おじさん1人と途中すれ違ったし…。
(写真D)岩屋登山口分岐の置物
今日は我々の他は、3人のみか。
山頂は細長い。
陽が当たって温かいし、海が見える。
端には、方位盤があるが、結構大雑把。

目の前に見えているのが大村湾、左の方に大村湾に浮かぶ長崎空港がぼんやり。
明日登る黒髪山もあるが、大雑把なだけに、正確にはわからない。
(写真E)山頂直下の石段
皆が遅れているので、リュックから博多駅で買った駅弁を出して、食べ始める。

父さんは47都道府県で来た事が無かったのは長崎県のみでした。
今回の虚空蔵山は佐賀県側から登ったが県境の山。
山頂付近で長崎県に足を踏み入れた次第。
(写真F)山頂からの眺め
ガイドブックを良く読むと、岩屋口の方に岩屋神社があり、洞窟も有るとか…。

折角だから、車を回してもらい、長崎県側に下りてみようか…と、悪だくみをする。

遅れて皆さん登場。

悪だくみは、頂上に先に来ていた2人組に聞いた話で一気に実現。
(写真F)山頂で
岩屋口から登ってきた軽装の2人。
危険な所ありませんよ…の一言。

O嶋さんは、これに飛びついた。

結局、I橋さん・K原さんの2人に車を回してもらい、残りの5人は岩屋口に下山する事にした。
(写真F)2人組が置いていった雪だるま
確かに危険なコースは無いが、やはり結構急だ。
こりゃ登りはやっぱり大変かも。

下って尾根から外れる場所に石碑が建っている。
石碑の文字は読めず。
なんだろうと、説明書きに目を向ける。

なんと「犬の墓」とある。
(写真G)木の階段を振り返る
旧藩時代、猪狩りの時にフランと云う犬が猪を追って岩から飛び下りて死んでしまったとかで、その墓だ。

自然林のコースから植林の道を経て、岩屋口の登山口に出る。

ここに立派なトイレ有り。
(写真H)犬の墓
ここから林道を下り始める。
途中でアケビのツルを探したり、サルトリイバラを見つけたり、結構楽しみながら歩いていたら、山越えしてきた車と無事再会。

残念ながら岩屋神社の場所が分からず。
寄る事は出来なかった。
(写真I)岩屋口の登山口
途中で車を止めて、虚空蔵山を眺める。
川棚町方面から眺めた虚空蔵山は、まさにマッターホルンですね。
急な道な訳だ。

今日の宿は嬉野温泉。

時間も有るので、西海橋に寄ってもらう。てっきり「再会橋」かと思ったよ。
(写真)西海橋と山並みに虚空蔵山
大村湾の出口はこの部分だけで潮の満ち引きで、渦が出来る。まさに急な流れが起きており、渦がいくつか見られたし、遠くさっき登った虚空蔵山が見えたのもよかった。

嬉野温泉の「嬉野館」に宿泊。

ここは美人の湯だ。
風呂に入ると肌がすべすべ。
(写真)橋の下の遊歩道

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)