(写真TOP)
2008年10月12日(日) 晴れ  むう父さん&母さん、N井さん
07:30旅館発→07:45〜53登山口→08:32鉄橋→08:45尾根(738m)→09:53〜10:04ピーク(974m)→10:15松の木ダオ→尾根(1204m)11:14〜19→12:20〜45未丈ヶ岳山頂→13:30尾根(1204m)→14:16松の木ダオ→14:26〜35ピーク(974m)→15:22尾根(738m)→15:37鉄橋→16:20登山口→16:40旅館着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎頂上付近は紅葉真っ盛りの未丈ヶ岳
 一夜明けて、好天気だ。昨日の金城山のおかげで久し振りに全身の筋肉が強ばっている。急登に急な下山道にプラスする事、鎖にロープ、更には灌木に掴まっての下山。
今日は旅館に留守番で温泉三昧の母さんかと思いきや、一晩ぐっすり寝た関係か、何とか登ると云うではないか。7時に朝食にしてもらい、お弁当を作ってもらって出発。
すぐに奥只見シルバーラインの入口。
いくつかトンネルを抜ける。
長いトンネルに入ったら要注意。
泣沢避難所が目印だ。

少し広くなった部分に車を停め、自分で脇のシャッターを開ける。日本でこんな登山口ここだけだ。初めてのN井さんの驚き。

先まで車で進もうかと思ったが大きな水たまりがあり、トンネル手前まで戻って駐車。
(写真A)登山口とトンネル出口
準備を整えて出発。歩き始めたら、水たまりの先に約7〜8台ほど駐車してた。

やっぱり…、ついてない。

細い道を、草をかき分ける。
昨日よりはましな道。
その後、きちんとした山道になる。
しばし行くと、ロープで沢に。普通の徒渉。
(写真B)最初の沢の下り
更に歩いて、また徒渉。
ちょっと濡れてていやだ。
渡ったら沢の横の小さな足場のへつり。

その後は沢沿いの道。
ここが、なんとも不気味。右側は灌木が茂っているものの足を滑らせたら大変だ。

まだかなぁ…って、感じたら、最後の徒渉場。
ここは昨日の雨で流量が多い。
(写真C)沢筋のコース
あれっ、どうやって渡ろうか。
流木に足をかけ、途中の石に足を伸ばす。
後は勢いだ。

沢のたびに急な下り・登り。
しかも熊出没注意の看板。
昨日も使ったクマ鈴使用。

程なく赤い鉄橋だ。川までは10mほどか。
ここから本格的な登りだ。
(写真D)3つ目の徒渉場に降りる
徐々に高度を上げていく。
昨日の金城山に比べれば、なんでもない登りだが、疲れがたまっているせいか母さんのペースが上がらない。

738m尾根に着く。
一見、庭園風の尾根筋を歩く。

足元は花崗岩の白い砂状。
遠く未丈ヶ岳が見える。見るんじゃなかった。
(写真E)鉄橋、雨の日は渡りたくない
あまりにも遠い未丈ヶ岳だ。
松の木が生えている。昔、向こう側の村に通じる道で、道筋に植えた松の残りだとか。
良く、この道を越えたものだ。

右側にスラブを持つ山。
その奥に大きな山が見える。
なんだ、アレは。
越後の山はわからないなぁ。
(写真F)738m尾根、遠く未丈ヶ岳
越後駒ヶ岳のようだ。
大きいな、いつか行きたいね。
ナナカマドと山ウルシが赤く色付いている。
頂上の方は色とりどりだ。

974mピークまでは我慢の登り。
ここから見る未丈ヶ岳はいい。
しかし、一旦下りての登りも見えて遠さを感じさせる。
(写真G)越後駒ヶ岳を左奥に見る
しばしの休憩の後、下り始める。
60mほど下るのだから、後が怖い。
徐々に登り始める。
前回はここから結構急な登りの感覚が有ったが金城山に
登った後なので普通の山道だ。

広葉樹の道をゆっくりと登る。
母さんの速度に合わせたので、N井さんは先行。
(写真TOP)974mピークからの未丈ヶ岳
先行組が降りてくる。
1204m地点で休憩。まだ標高差がある。
相変わらずN井さんには先行してもらい、母さんのペースで進む。

道幅も狭くなり、岩場も現れる。
周囲がパッと開けると、こりゃ近い。
ガレ場にさしかかって10分ほどで頂上に着いた。
登りで抜かれた2パーティー3人がいた。
(写真H)紅葉の道を進む
(写真I)笹藪の山頂 (写真I)頂上の反対側は一面の草原
360度の展望を楽しむが、山名がよくわからない。
下山前に頂上の反対側に出る。
ここを見なければ未丈ヶ岳に登ったと云えない。

一面の草黄葉。
陽に照らされ、最高でした。
下るが、ここからもN井さんに先行してもらう。
(写真J)頂上直下のガレ場を下る
昨日の金城山の下り恐怖症か母さんの下りのスピードが極端に遅い。

ガレたり、足場が少し悪かったりするとメチャ遅。
普通の山道でさえ遅い。

参ったなぁ…、紅葉を眺めあきらめ気分で下山。
(写真K)山頂の紅葉を後にする
頂上下山まで、我々を入れて20名。
下山途中に4名入山。
今日の未丈ヶ岳は24名だ。

手間取った沢の徒渉も、帰りは水かさが少し減ったおかげで無事。

暗くなる前に登山口に着く。
着いたら驚いた。
ここでキャンプしている人がいる。
(写真L)沢へのロープ下り
いきなり「お帰りなさい」。
ここにキャンプして明日早朝から登るのかな。
クマが怖いような…。

再びトンネルのシャッターを開けてトンネルに。

即、旅館に帰り着いた。

ゆっくり風呂に入って疲れを癒す。
(写真A)登山口着、ススキがきれい。
翌日は奥只見湖で紅葉を見て帰る予定だったが、まだ早いので、N井さんを小出駅に送ってから高速に乗る。N井さんは、電車を乗り継いで会津若松に出て、翌日磐梯山へ。
我々は途中の昭和ICで下り、野菜の買い出し。渋滞が嫌なので早々に帰って来ました。

※今回利用の折立温泉の「やまきや旅館」一泊二食で8550円。
 40度の単純泉はぬるいが、長く入っているとポカポカ。また利用したい宿でした。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)