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2008年10月11日(土) 雨のち曇り  むう父さん&母さん
06:10自宅発→06:25練馬IC→09:00六日町IC→09:20〜25駐車場→09:30登山口(中川口)→10:00二合目→10:30三合目→10:50四合目→11:12五合目→11:37六合目→12:06七合目→12:36八合目→12:55九合目→13:26頂上岩峰→13:38避難小屋→15:44四合目→17:14駐車場→18:10小出駅→18:35折立温泉「やまきや旅館」着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎足慣らしのつもりが、とんでもない登山に…
 三連休に新潟の山に行こう、奈良から出て来るN井さんと、小出駅に16時待ち合わせ。
こちらは渋滞を避けて早出。天気は悪いし、渋滞で到着時刻の予想はつかないし。
まっ、適当…。

 これが駄目だった。天気予報は徐々に晴れに向かう。小降りの高速道路を進むうち、
明るくなる。うーん、新潟方面明るいかも…。トンネル抜けたら雨だった。
失敗だが、戻るのもシャクだ。
サッと見たガイドブックに、金城山有り。
ナビを頼りに六日町ICから登山口に向かう。
歩行約5時間。
これなら、明日登る未丈ヶ岳の足慣らしだ。

登山口手前の駐車場に止める。
誰も止めてないな。
雨で渋る母さんをなだめて出発。
まずは登山口まで。
(写真A)駐車場に車を置く
コースは沢沿いの滝入コースを登って、水無コースを下山する事とした。

入口に「スズメバチの巣注意」の札有り。
ここは蜂よりも熊だろ。

広島で買った「熊鈴」をつけて登る。
程なく杉林の中の登山口。
滝入コースは山頂まで3697m。
水無コースは3186m。
(写真B)登山口までは一応舗装路
すぐに鉄製の細い橋を渡る。
樹林を過ぎて、沢沿いの道だ。
草が茂って足場が悪い。
しかも雨で全てが濡れてるから、滑りやすい。
沢筋になると、岩場だ。
しかもこの岩がまた滑りやすい。

見上げる山肌は、紅葉には早い。
雨も小止みになり、麓の集落が見える。
(写真C)登山口の標識と案内図
こりゃ、天気予報通りになるな。
期待できそう。

二合目を過ぎると沢を渡る。
滑る石伝いなので、こわごわだ。

更に登ると、滝が現れる。
二条の滝、紅葉が進んでたら、さぞや綺麗な写真が撮れそうだ。
相変わらずの道は、今度は樹林の中を登る。
(写真D)草の茂る道を登る
三合目を過ぎたらまた滝だ。
滝の下に下りて休憩。
雨はあがったが、湿度が高い。大汗をかいてる。

ここから沢筋の樹林の道。
ごうごうと滝の音が聞こえたら、四合目だ。
不動滝の標示があるが登山道の下らしい。
滝は見えず。
この先で小沢を渡って、登りになる。
(写真E)二条の滝
急激に沢を離れる登りだ。
ロープが出てきたり、鎖もだ。

一息ついたのは、五合目。
ここから右に見える尾根に向かうが、樹林の登りも急。

やけくそで登るうちに、また雨。
樹林なので一応濡れない。

急な登りを終えると、別コースと出会う六合目。
尾根の途中。
(写真F)三合目過ぎの滝
登る途中の薮で、結構びしょ濡れ。
SAで買ったパンを食べていると、突然の降り。
慌てて出発。

この先の道は笹が一杯でまたまた濡れるので、雨具のズボン着用。(ちょっと遅い着用、反省)

尾根筋に出て、丈の低い灌木の間を登る。
晴れてたらなぁ。
残念。雨に加えて風も出てきた。
(写真G)六合目途中からの紅葉
雲洞コースと出合う。
八合目を過ぎると「水場60m」の標示。
長崎コースの標示に続いてちょっとした広場に出たら、今度はブナの道。

斜面を登り続けると、いきなり岩場に出合う。
頂上間近だ。
右側が切れ落ちる。晴れてたらなぁ。
鎖を使って登ったら頂上だ。
(写真H)ガスの中の九合目
この先も岩場が続くがガスで何も見えない。
一瞬、どっち行くって感じで迷うが、とにかく岩だ。
岩場が終わって、しばしの登りで避難小屋。

時間かかりすぎ。小出待ちあわせのN井さんに電話をしようと思ったら圏外だった。

とにかく急いで下山だ。
(写真I)頂上付近の岩場を歩く
小屋の先が最高点らしいが、道幅一杯の水たまり。
こりゃ、進めない。
横に「けものみち」らしき痕跡。
両手で薮をこぎながら、進む。

ほどなく登山道らしい道。ゴミも無い、しるしも無い。
相変わらずの薮こぎ感覚。
この道で大丈夫…?
(写真J)避難小屋
こりゃ人があまりにも歩いていない。
どうしようかと思ったら九合目の標示。
あーあ、良かった。

薮こぎからカメラをしまって歩いたので、記録無し。

薮の中の急な下りは続く。
一個所道が崩れた場所あり。
かなり危険、滑るし、疲れてるし。
母さんのペースは遅い。
(写真K)雨が止み下界が見えて来た
登りはロープだの結構有ったが、下りのコースには極端に少ない。
灌木につかまりながら下山。

七合目の下に大きな岩場。
鎖が有るが、短く垂れてるのみ。
ガイドブックにあった、斜降する鎖場らしい。
なんで垂れてる…。
よーく見ると、垂れてる先に同じような鎖有り。
(写真L)岩場を木につかまって下る
これってターザンみたいに、次の鎖に移るんだ。
しかも岩は雨に濡れてツルツル。木の枝頼りで降りてきたので、母さんの握力大丈夫かな…。
渡り方を教え、先導する。おぉー、足場が滑る。
なんとか無事に通り過ぎるが、急な下り坂は連続する。
滑るので木の枝を掴んで後ろ向きに降りる。
途中で携帯が通じたので、安心。

一時なだらかな感じの道になるが、その後も急な斜面。

2合目の標示で安心する。
薄暗い中、最後の最後まで急。
鎖場で沢に降りて、一安心。

へろへろ状態で駐車場着。
ぎりぎりでヘッドランプ使わずに下山できた。
(写真M)麓はとっくに雨があがってる
N井さんに連絡を取り、今日宿泊する「やまきや旅館」にも電話をする。
車を待ち合わせ場所の小出駅に向かわせる。
車の中で母さんぐったり。

小出でN井さんを拾い、旅館着。

母さんは夕食も満足に食べる事ができなかった。
明日、登れるかなぁ。
(写真N)沢に降りる最後の鎖
仕方ないので、N井さん用の一人部屋を母さんに使わせ、男二人酒を飲みながら過ごすが、やはり疲れからぱったり寝てしまった。明日は未丈ヶ岳だ。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)