(写真TOP)
2008年7月20日(日) 晴れ
N井さん、I橋さん、K原さん、Y崎さん、むう父さん&むう母さん
03:30起床〜04:00〜10食事〜04:27農鳥小屋発→05:33〜35西農鳥岳→06:17〜26農鳥岳→07:05大門沢下降点→09:50〜10:20大門沢小屋→12:35発電所取水口→12:48ダム吊り橋→12:52林道→13:02休憩所→13:25〜38広河内橋→13:45西山温泉蓬莱館泊
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎連日の好天を、大門沢の長い下りで締めくくる
 朝食は4時から、狭いので朝食も昨日と同じ順番、結局早く小屋に入った人間が、なんでも早いと云う事。夕食同様質素な食事、アッと云う間に食べ終わった。弁当を貰って、出発の準備をする。
昨日小屋に着いた時点でI橋さんの靴底が剥がれ、テーピングとビニール紐で応急修理。

ゆっくりと出発。
鳳凰三山方面が赤くなってきた。

日の出を気にして登る。
西農鳥岳への稜線手前で日の出となる。
(写真A)日の出
今日も良い天気になりそうだ。
引き続き、西農鳥岳を目指す。
稜線に出て巻き気味の道。

ちょっと寄り道して、小ピーク上に出て日の出を見る。
…と、他の人も登ってきた。

反対側に西農鳥岳の影だ。
塩見岳や南ア南部の山々が連なっている。
(写真A)朝日に照らされる間ノ岳
すごいパノラマだ。
突如ピークに着くが、標識は手前、農鳥小屋。
左に農鳥岳。
ん、これって西農鳥かな。

でも、ちょい先の岩山が絶対に高い。
しかし眺めも良くて広いので、しばし休憩。
目の前の岩山が絶対に高い。
とにかく目の前の岩山に行く。
(写真B)間ノ岳をバックに歩く
狭いピークに着いたら、頂上には何も標示無し。
更に目の前に小ピーク。
あっちが高そうかな。

登山道は巻いてるが、踏み跡が見える。
早速、登ってみる。
ここも頂上狭いし、切り立っているが、何も無し。
(写真B)西農鳥岳と農鳥(富士の下)
あれっ、やっぱり先の方が高いか。
この辺まで来ると、標識無いし、いいかげん。

農鳥岳はこの先か…。
巻きながら進むが、足場悪い。
時折、北岳が鋭角に聳え立つのが見える。

結構歩いて来たんだと、感心。
(写真C)農鳥岳を目指す
農鳥岳山頂に着くと、皆さん休憩中。

農鳥岳からは、コースが直射日光が当たる側を歩く。
こりゃ、暑い。

えぇー、登って来る人がいる。

前日大門沢小屋泊だろうけど登りきついから、大変だろう。
(写真TOP)農鳥岳の山頂
下降点まではまだまだ距離がある。
途中何度か雪田を横切る。
太陽が反射してまぶしい。

腕が真っ赤に焼けてきた。紫外線強い。

やっと着いた下降点には鐘があったので、当然のごとく鳴らすのですが、父さんは暑くて暑くてとにかく日陰を求めて下山。
(写真D)雪田を横切る
なんと云っても、まだ森林限界の上だ。
しかも太陽に向かって下るような道。

滑りそうな道だから、下を向いていると地面の反射で陽に焼けそうだ。

とにかく暑い。
登って来る人達も、暑さと急登で参ってるな。
下るだけでも大変なのに。
(写真E)大門沢下降点の鐘
植生が少しずつ変わってきた。
灌木が出て来たが、直射日光を遮るまでに至らず。

水も少々乏しくなってきた。
小屋で貰ったのは雨水なので、出来たら冷たい沢の水に会える事を期待して下る。

途中に雪田が有ったので、タオルで雪を包んで陽に焼けた腕を冷やす。
(写真F)ハイマツの下りは暑い
樹林の中に入って少々休憩。

以後は原生林の下り。
これが結構急で、しかも長い。
いつまで下るのか。

沢の音が聞こえて来た。大門沢だ。
雪解けの水で一杯だ。

大門沢に注ぎ込む沢が早く現れないかな。
我慢も限界に来た時に沢発見。
(写真G)やっと沢を横切る
ここで一息つく。
更に歩くとまた沢だ。
今度の方が上流に雪渓が有るのか、冷たい。

程なく大門沢小屋。
皆さん小屋の前の日陰で休憩。
我らはここで弁当を開く。…が、箸入ってない。
農鳥小屋の親父、入れ忘れたな。

小屋で何本か融通してもらう。
ビール購入して弁当を食べる。
(写真H)大門沢小屋の標識
この後も引き続き長い下り。

沢を何度か渡るが、雨が降ってなくて良かった。
なにせ、滑りやすい橋だから。

樹林の台地を進み、大きく下るとまた沢。

ここで靴を脱いで、沢に足を入れる、最高。
(写真I)沢にかかる橋
早くやればよかった。
冷えた足が登山靴の中で生き返る。

発電所の取水口到着。
結構下りてきた。
この辺まで下りてくると、道も緩やかになる。

程なく大きな砂防ダムの工事現場。
この先で林道に出る。
(写真J)取水口前の橋
林道を少し行くと、登山者向けの休憩所。
ここで水を飲んで涼む。
後は暑い林道を歩くのみ。

広河原までの巡回バスが通る広河内橋に着く。

ここでうまく携帯が通じ、旅館に迎えに来てもらう。
ラッキー。

今日は奈良田の先、西山温泉の蓬莱館。
(写真K)林道に出る
農鳥小屋の親父が混浴って云ってたのは大当たりだ。
先ずは男連中が入って山の汚れを落とす。
昔は暑い湯が出たんですが…
入ったら驚いた。

ぬるい、ぬるすぎる。
…が、日焼けした身に取ってはありがたい湯だ。

母さんは後で、女性専用時間に。
(写真L)広河内橋に着く
部屋に戻ったら当然ビールだ、焼酎だ。ありがたい事に、部屋食だったので、のんびりと食事ができた。来年は、立山方面はどう…と、もう来年の話をしている。
でも、天気の良い山を満喫して、無事に麓で酒を飲んでるのは幸せ。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)