(写真TOP)
2008年7月19日(土) 晴れ
N井さん、I橋さん、K原さん、Y崎さん、むう父さん&むう母さん
04:00起床〜04:40〜50食事〜05:05出発→05:37草すべり終点→06:40大樺沢分岐→06:58〜07:06小太郎尾根→07:44〜55北岳肩の小屋→08:40〜57北岳山頂→09:56〜10:17北岳山荘→11:09〜30中白根山→12:52〜13:04間ノ岳山頂→14:12農鳥小屋〜17:00夕食
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎好天で花も一杯、最高の縦走
 朝4時起床、去年は4時半からの朝食だったが、今日は5時。
今日が三連休初日だから、多分明日からは人が多くなるので、4時半から朝食か。朝食は早い者からなので、食堂の前に並んで一番に食べる。
少し雲が出ているものの、好天の様子。
食事が済んだら弁当を貰い即出発。
当然のごとく母さんの弁当は父さんのリュックに。

小屋の前から北岳が見える。
まだまだ標高差が有る。

日の出は鳳凰三山側からだ。
(写真)白根御池小屋の朝食
草すべりをゆっくりと登る。
周囲に花が咲いている。
シナノキンバイの黄色、サンカヨウの白。
特にシナノキンバイがきれい。

草すべりの途中で、鳳凰三山からの日の出だ。

草すべりから樹林の登りになる。
上部になると樹間から朝日に染まった北岳が見える。
(写真A)北岳と草すべりコース
(写真B)鳳凰三山からの日の出 (写真)朝日に輝くシナノキンバイ
大樺沢コースとの合流点手前が森林限界。
見上げると一面のお花畑。こりゃすごい。

混雑を避けて八月の後半に登る事が多いから、この時期の高山植物の多さに驚き。

池山吊尾根の上に富士山も見えて来た。

小太郎尾根まで行くと向こう側が見えてくるので、期待する。
(写真C)お花畑と北岳
小太郎尾根に着くと、甲斐駒と仙丈岳が大きい。
甲斐駒の右に八ヶ岳。仙丈の右に北ア。
槍・穂高から、鹿島槍の双耳が見える。

仙丈の左は中央アルプスだ。

ここからは展望コース。
まだまだ北岳の山頂まである。
(写真D)仙丈岳が大きい
(写真E)肩の小屋 (写真F)一気に急登を登る
肩の小屋からは一気の登りだ。
周囲の景色と、足元の花を見ながら気を紛らせる。

岩稜を越え、やっと頂上が見える。
去年は一杯人がいたが、あれっ人が少ない。
三連休を一日ずらせた効果大。

頂上に着くと数人いるだけだった。
下を見ると、大樺沢の大雪渓上を歩く人が見える。
(写真G)やっと見えた北岳山頂
ここでのんびりしたいところだが、農鳥小屋まで縦走しなければならないので、下山。

足場の悪い道を北岳山荘へ向けて下る。
この辺のお花畑もすごい。

北岳山荘は今晩の準備中。
今日は最高の人出のよう。
300人以上泊まるようだ。
(写真H)北岳を振り返る
陽射しが強いので、公衆トイレの日陰で休憩。
小屋の自動販売機でジュースを飲むが、おじさん達ビールを買ってリュックに入れた。

中白根山で北岳を眺めながら昼食と云ってあったので、弁当を食べながらビールを飲むようだ。

中白根山に着くが、母さんが少し遅れ始める。
バテたかな。
(写真I)北岳山荘と間ノ岳・農鳥岳
中白根でしばし休憩&食事。
遅れた母さんは弁当も少ししか食べられない様子。

なんだか軽装で来てる人がいるが、どうも北岳山荘泊で間ノ岳の往復目当てのようだ。

間ノ岳が大きい。
頂上付近に雪田が残っているようだ。
(写真J)北岳と甲斐駒
疲れもたまって来たようなので、間ノ岳は母さんに合わせてゆっくり登る。

岩がゴロゴロの間ノ岳着。

陽が高くなって、少し霞んできた。
北岳が遠い、結構歩いてきた。

さて、今宵の宿、農鳥小屋に向かって出発。
(写真K)仙丈岳をバックに歩く
実は農鳥小屋に泊まるのは少し心配だった。

ネットで見てると評判が悪い。
どうも口の悪い親父がいるよう。

電話で予約した時も、非通知だと出ないからね…と、云われた。

とにかく丁寧にあやまって予約。
口の悪い九州人がいるから心配した訳であった。
(写真L)間ノ岳を後に雪田を歩く
最初は歩きやすかったが、道は一気に急降下。
ガレ場で足元が悪い。
農鳥小屋が結構遠くに見える。

小屋が近づいて来たら、犬を連れたお兄さん登場。
小屋のバイトさんだった。

「今日は布団2枚に3人かな」
えぇー、昨日に比べ待遇悪い。
(写真M)西農鳥(中)と農鳥(左)
農鳥小屋着。早速受け付けをする。
これが、あの親父か。
あっ、覚えてるよ6名さんね。

早速母さんが図々しく、女性私1人だから優遇してねとの事。

うーん…って云って、じゃ…と、案内されたのは別棟。
ここ使って。後で人を入れるかもしれないから。
(写真N)間ノ岳(左端)から下りる
大部屋では無く、個室扱いだ。やった。
1泊2食8000円に弁当1000円。

白根御池からこの時間に着いたんなら、弁当要らないんじゃない。との事だったが、夕食17時から、朝食は4時からと聞いて、頼む。

朝食4時なら、途中で絶対に腹が減る。
荷物を置いて、早速売店でビール。
(写真O)やっと小屋に着いた
小屋の周囲でのんびり過ごす。
ビールが冷えてたら最高だが。

大部屋は結構詰め込まれそう。
別にまた棟があるようだ。

水は1人1リットルまで無料。一応貰うが、雨水だ。

5時夕食、食堂に行ったら…「呼ぶから待ってろ。」
(写真)農鳥小屋の夕食
幸い1回目の食事で呼ばれた。
狭い食堂だ。17名でぎちぎち満員。

煮物1皿、味噌汁、ご飯。
共通の皿に佃煮、梅干し。

湯飲みが無いので、味噌汁かご飯の器が空いたら、お茶を入れる。あっという間に食べた。

まだまだ明るいな。
部屋で少々横になる。
(写真O)食後は周囲の山を眺めて
弁当箱を我々の部屋の天井裏に取りに来た親父が、今日はここ6人で寝ていいよ…の声。
やったラッキー。

もうすぐ夕焼けだから、ちゃんと外を見てな、。
一言多い。

外に出て夕陽を見に行く。
(写真O)農鳥小屋と西農鳥
反対側から甲府盆地が見えたから、こりゃ夜景がきれいに見えると、期待する。

結局そのまま寝てしまった。

昨日と違って、今日は何故かイビキの合唱にならなかった。
(写真)夕陽

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)