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2007年6月10日(日) 晴れ
むう父さん&むう母さん&九州+αの山仲間
(O嶋さん、I橋さん、N井さん、K原さん)
07:45登山口温泉発→08:00〜05高千穂河原駐車場→08:12霧島神宮跡→08:26自然研究路分岐→08:39お鉢登り→09:05〜22お鉢→09:36霧島神宮元宮→09:57〜10:15高千穂峰→10:27霧島神宮元宮→10:39お鉢下山口→11:05自然研究路分岐→11:20〜30高千穂河原
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎高千穂河原から往復した高千穂峰

 昨日と同じく高千穂河原に向かう。今日はここから高千穂峰往復。O嶋さんは昨日の疲れがあるのか、ザクザクの下りが嫌なのか、我々が下山してくるまで高千穂河原でのんびり過ごすと云う。
昨日より駐車場混んでるなぁ。
駐車料金を支払って駐車。用意をして出発。

ザクザクの下りなので、とにかく荷物を少なくとの声。
母さんはウエストバッグのみだ。

天気は良いのだが上空の雲が消えてくれない。
高千穂峰の上部はガスの中だ。
標高差約600m。
本当に往復3時間弱で帰ってこられるのかなぁ。
(写真A)高千穂河原の駐車場
鳥居をくぐって広い参道をゆっくり登る。
途中救急車が駐車場に入ってくる。

この先に神社が有るので、お参りしてからと石段を登ると何も無い。有るのは霧島神宮の跡と賽銭箱。

高千穂峰とお鉢に有ったのが1400年前の噴火で焼失してここに再建したらしいが1000年前の噴火で再焼失。

今の霧島神宮に移転したよう。
ここから遊歩道のような整備された道を登る。
(写真B)霧島神宮跡からの中岳
更に数台救急車のサイレン。
一台は霧島神宮跡まで入ってきた。
これは上部で事故か病人だな。
しかし、こんなに早い時間だけど。

救助用具を担いだ隊員が登ってく。

この辺から早くも下山者あり。へぇ、朝早く登って頂上で御来光を見たんだ。

ザクザク道といい、まるで富士山信仰のような山だね。
研究路を分けると道は溶岩がゴロゴロした道になる。
(写真C)赤い溶岩の道を歩く
樹林が切れ始めると、道幅が広くなってお鉢に続く急な斜面が目の前に出てくる。

足元はザラザラで滑りそう。
ひたすら歩きやすい斜面を求めて登り始める。

後ろから続々と救急隊員が登る。
さすがに若い隊員はサッサと登るが中年の隊員は我らよりも遅い。

もうこの頃には昨日の酒が汗で出てしまった。
(写真D)振り返ると高千穂河原が
幅広い急斜面を各自が登りやすい所を選んで登る。
間もなくお鉢と云う所で、救急隊員から救助用ヘリコプターが来るので待機するよう云われる。
お鉢の縁で待機。

ガスが途切れたタイミングで、ヘリが来て救急隊員をロープで下ろす。
ヘリの風で砂やミヤマキリシマの花びらが飛んでくる。
(写真D)ザラザラ斜面を登る
(写真D)ミヤマキリシマの斜面とヘリ (写真D)救助隊員をおろす
隊員2名をおろした後、捻挫した人を固定したがガス切れず。20分ほど待機後、突然通行可。

汗もすっかり引いてしまった。

お鉢を周回して再度高千穂峰登山に。

斜面にはミヤマキリシマの花。
お鉢の中には噴煙が登ってる。
お鉢を周回して下る時にガスが晴れヘリが来たようだ。
(写真E)救助中の脇を通る
お鉢を下りて霧島神宮元宮を拝む。
西暦540年に僧慶胤が神殿を造営とある。
大昔によくこんな場所に登ったなぁ。

ここから山頂は最後の大登りだ。
ザクザクした斜面を行くが、下りの人に会わない。
一方通行だね、この山は。

ガスがかかったり、切れたりでやっと辿り着いた山頂には逆鉾。しかし立入禁止であった。
(写真F)霧島神宮元宮が有る鞍部
(写真G)相変わらずのザクザク斜面 (写真H)日の丸が見えてきた
頂上小屋が営業中だったのでのぞく。
ひげを生やしたおじいさん。
本当に主って感じの人だった。

坂本龍馬も新婚旅行で登った山。
もっと下から登ったんだろうなぁ。
大変だったろうな。

しばし休憩後、下りの一方通行の道を下る。
捻挫の人を見たおかげで注意しながらの下山。
ここの下りはスパッツが役立った。
(写真H)天の逆鉾のある頂上
下りきったら後は、登って来た道をそのまま往復。
お鉢の周りを歩き、お鉢からの下り。
下りのコースは、これまた人それぞれ。

スパッツの威力でザクザク部分を下ってきた。
本当にアッと云う間に下山した。

手軽な山なので、下からどんどん登って来る。
(写真F)高千穂峰を振り返る
途中で自然研究路を左に回って帰る。
高千穂河原に戻ったら、O嶋さんが待っていた。
泊まった登山口温泉でお風呂を借りる。
途中の道の駅で昼食。

博多に帰る仲間と別れ、大阪に帰るN井さんを乗せ、サッサと車を走らせたら13:45レンタカー事務所。

16時の飛行機までのんびりと過ごす。
18時に羽田空港着。
(写真I)お鉢斜面を下る
家に辿り着いたのは20時。むう嬢さんが腹をすかせて待っていた。梅雨の合間の超晴れ間をゲットできたので、メチャ陽に焼けてしまった。
※O嶋さんとK原さんとは、秋に韓国の山を一緒に行く事にした。
 面白そうな道中が期待できそう。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)