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2004年7月16日(金) 晴れ むう父さん大阪に移動後、奈良宿泊

7月17日(土) 晴れ
N井さん、Y上さん、M本さん、むう父さん
06:05尼ヶ辻駅発→06:58〜07:35大阪駅集合→名神〜中央道経由→16:50〜18:00河口湖五合目→18:50〜19:00六合目→20:19七合目花小屋→20:35〜45七合目日出館→21:22〜26七合目富士一館→21:45鳥居→22:15東洋館

7月18日(日) 雨+強風、下界は晴れ時々曇り
N井さん、Y上さん、M本さん、むう父さん
03:50東洋館発→04:05ブルドーザー道→04:33七合目→05:13六合目→06:10〜08:22五合目→10:00〜12:02河口湖見晴らし亭→13:03〜35石和マルスワイン→14:45〜15:10諏訪野沢菜センター→16:17〜40飯田お菓子の城→22:02大阪駅解散→22:29新大阪発→23:56広島駅→00:12自宅着
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎季節はずれの強風で敗退した富士登山
 何故か今回も大阪発。しかもバスツアー。むう父さんバスツアー初めての体験であった。朝の7時30分に大阪駅前出発だから、前日は会社を終わって広島から大阪に移動。集合は玉造駅近所の居酒屋。出来上がっている筈だから、新幹線の中で飲みながら行く。
良い気分で奈良に住むN井さん宅に移動。自宅に泊めて頂く。感謝!
翌早朝出発。大きな池が有ると思ったら、前方後円墳なる古墳、正直驚いた。
集合場所に辿り着くと、バスが一杯。

富士登山って一杯止まっているが…。
乗り込みは「阪急西日本1号車」で、以後全て「阪急西日本1号車」で全員呼ばれる事となる。

2号車までで、1号車は34名。

名神自動車道から、なんと中央道に入る。

途中のSAでオプションの1000円弁当。
(写真A)ガイドさんの説明を聞く
今晩の登山の為に寝るようにする。

飯田・諏訪・甲府を過ぎ、一宮御坂ICで下り、御坂峠越えで富士スバルラインに入る。

一般車多く渋滞で、五合目着は16:50。
乗ってるだけで疲れた。

夕食はセットの幕の内。
この時間ではお腹が空いてない。
(写真A)出発直前
さすがツアーで団体行動。先頭は地元のガイドさん。しんがりは添乗員さん。
これじゃ頂上周回は無理と、あきらめた。出発時14度、風が有り肌寒い。
ガイドさんの説明を聞きながら、スローペースで歩く。
山に慣れていない人もいるので仕方ない。アレッ、シャクナゲが咲いてる。
佐藤小屋への道を分けて登山道へ。

バス1台が1つの行動単位となるようだ。六合目でヘッドランプの用意をし、七合目を目指して登る。
河口湖・山中湖が見える。甲府盆地も。
三ツ峠の右奥には特異な形の大岳山。
山中湖の奥は丹沢だ。
その右には湘南の海で、江ノ島も見える。


暗くなると甲府と富士吉田の町明かりがきれい。

富士急ハイランドで打ち上げた花火が見下ろせるが…、あまりにも小さくて驚いた。
(写真B)山中湖が見える
今日は七合目にある七軒の小屋のうち、一番上にある東洋館まで。

…が、徐々に風が強まって、しかも岩が出て来た。
バランスを崩す人が続出で、渋滞が徐々に始まる。

各小屋の前では通路をふさいで休憩。
これじゃ先に進めない。
(写真C)七合目を目指す
渋滞が続いてなかなか進まない。

風でバランスが崩れるし、こりゃ大変。

引き連れて歩くガイドさんも添乗員さんもご苦労様だ。

我々のガイドさんはペース良く、脱落者がいない。
団体によってはバラバラになったチームもあった。
(写真D)東洋館で…この狭さ
小屋に着くが、高山病で倒れた人を下山させるドタバタが有り、小屋に入れず。
小屋の外に待機して待つ。女性トイレは大渋滞。
23時前に小屋に入るが、予定では1時30分起床して出発。本当の仮眠だ。

小屋に入ると先ず靴袋、ついで朝食の弁当を手渡される。袋に靴を入れ、荷物をどうしようかと思ったら、番頭さんらしき人物が人間をセットしてるよ。
「はい、あなたここ。もっと詰めて。はい、次の人はここ。」言われるままであったが、上の写真ご覧あれ。

布団の上にとにかく自分の身体で場所を確保。むう父さんだけ反対側にセットされたのだが、壁際では無いので荷物はどこへ…、しかも向かい側の人の間に足を伸ばして寝るんだな…、これが。

普通の山小屋なら早く到着した人は良い場所を取るんだが…、ここは大変だ。
トイレに行く為には誰かを踏んで行かなければ行けない。
夜中に小屋の人とガイドさんが相談。
…だと思うよ。この風の音なら。
ごぉ〜っと聞こえる風は、更に強くなっている。

窓の外には一杯の人が立ち往生。
個人で来る人は大変なんだな。

悪天候の場合、団体が小屋を占領しているから。
好天なら下界眺めながら休憩できるけど…。
今日は大変だ。
(写真E)ブルドーザー道を下山
光ってるのは雨粒
1時30分の予定をずらし、3時30分まで様子を見る。
一応ガイドさんが説明。

八合目から下山道を下るかと思ったら…。
ブルドーザー道が近くを通ってるらしい。
確かに慣れていない人が多いからな。

大粒の雨も降ってきたし。
団体さんは皆下山。
個人の人はここで御来光を待つらしい。
(写真F)残念登頂ならず
雨の中、外で休んでいるよ。しかも下から続々と登ってくる。まっ、なんとか全員元気に下山。

後で確認したら、新潟豪雨の後の梅雨前線が福井で大暴れした影響らしい。
真冬並みの強風だから残念だが仕方なし。

下山したは良いけれど、バスは麓に下りて当初予定は10時30分乗車。それを8時にしてもらう。…が、バスに同乗のグループでリュック間違われ事件発生。間違って持って行かれ、それが返って来たと連絡。途中パトカーがサイレン鳴らしてリュックを持って来るまで小一時間待たされる。
河口湖畔の見晴らし亭で入浴と食事。
2号車は先行なので、湖畔でも散策か。

でも一緒じゃなくて良かった。
風呂これじゃ狭いよ。

昼食を食べたらツアーの始まりだった。
石和のマルスワイン工場見学と試飲。
次は諏訪の野沢菜センター、これも工場見学と土産物売り場直行。
(写真G)雨に濡れての下山風景
工場見学はほんの数分、土産物の時間の方が長い。
今度は飯田のお菓子の飯田城。
結構皆さん土産を買ってるが、持ち帰り大変そう。

後は吹田に向けて走るだけだったが…、事故渋滞。
中津川IC付近まで約1時間。
(写真B)朝日に光る山中湖
一時はあきらめた。…が、なんとか22時過ぎに大阪着。素早く荷物をまとめ、22時29分発の最終新幹線乗車。アレッ、金剛杖を持って下りて来る人が何人もいる。
やっぱバスより新幹線の方が早いよなぁ。23時56分に広島着、タクシーで自宅に帰り着く。

登れなかったけど、面白かった。きっとバスツアーだからだね。
個人だったら、天候見ながら…、仲間の体調を見ながら…、判断が大変だし。気苦労が絶えなかったと思う。バスツアーは良いね。でも単身赴任だし、土産物買ってもしょうがないし…。残念であった。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)