霧雨とガスの『蕨山〜鳥首峠』は、ただ歩くのみ

2001年5月2日(水) 雨  MK母、むう父さん&母さん
06:45自宅発→07:00光が丘→08:45〜55名郷→09:10林道終点→09:40〜45尾根→10:45稜線→10:50蕨山→11:10林道→11:30〜40橋小屋の頭→11:55しょうじくぼの頭→12:00滝入の頭→12:30鳥首峠→13:10石灰岩工場→13:50名郷→16:00自宅

◎登るにつれて雨が…
 前の日に飲んで帰ってきたのが遅くて…、やっと起きられる。天気悪し…曇天。光が丘にMK母を迎えて、時間短縮で関越自動車道に乗り、鶴ヶ島で圏央道に乗り換え、狭山日高ICで下り、東飯能駅経由で名郷へ向かう。やっぱり遠い。

 名郷バス停のそばの有料駐車場に車を停め(平日500円、休日700円)、蕨山を目指す。山の上の方は雲がかかって見えない。林道を15分ほど歩き、登山口からはいきなりの杉の植林。少し登ると植林の中の薄暗さ ガスで真っ暗。我慢 我慢の植林の道はやっと尾根の一角。ガスの中でもやっと明るさが戻る。

 ここからは明るくなり、晴れてさえいれば左手に伊豆ヶ岳が眺められ、登りのつらさも少なくなるのだが、今日はガスの中。何も見えない超濃密なガスは、すぐメガネが曇るほど。ミツバツツジがチラホラ。先週歩いた高尾よりも芽吹きが遅い。徐々にガスも濃密さを増し、ポツポツも本格的で、蕨山へ700m地点でとうとう傘をさす。

◎方向転換して鳥首峠へ
 もう何も見えないし〜、疲れるし〜、…で、頂上に着いたらもう帰る気分の女性陣。稜線に出れば、アレッ。前に来た時はこんなに木がなかった。もう少し眺めも良かった。そう言えば前来たのは、むう嬢さんが小学生の頃だった。こんなに木が育ったのだ。ちょっと下りて登り返す。座りたいが、どこもかしこも雨で濡れて座れない。眺めも無い。展望板が有るが何も見えず。

 何とかここまで来たからか、鳥首峠まで行っても良いヨ…。よ〜し、行こう。また戻って方向転換。広い道を下るが左に踏み後が…、これが本当の頂上らしい。そう言えば何かの本に載っていた。

 林道に下りたら休憩所が出来ていた。この辺スミレが一杯。登り始めたら…? アレッ、もっと急な登りだったと思ったが…。記憶は正しく、急な登りをウントコショ。やっと登った橋小屋の頭は、蕨山より高かった

◎後は下るだけの筈が…
 よ〜し後は下るだけ。何回も歩いた道なので…、これが甘かった。 最初はグングンと下る。枯れ葉が残る尾根道はクッションが効いて歩きやすい。だが少し歩くと、何と登り。こんな筈は無い。また少し歩くと、また登りこの後数回の登りはきつい。何と言っても後は下るのみだったのだから。

 いくつか頭を越え、道が二つに別れる。アレッ、こんな道通ったこと無い。昔は左に緩やかに下りて巻き道で鳥首峠に出たのだが…。新しい道に入ったが、これが急降下。雨で濡れた道は急降下で滑りやすい道

 やっと細い尾根道に出たら、道の両側にカタクリの葉がチラホラ。もう花は終わっているが、結構株は残っている。花の頃には一杯咲いていたのか? 送電線の鉄塔に出ると、鳥首峠までもう少々でした。鉄塔付近の記憶も曖昧。この付近では一番遅くまで生活道路だった鳥首峠。ひなびた峠はなにか歴史を感じさせた。

◎再び暗〜い、暗〜い植林の杉林
 ここからは急な杉の植林の道になる。道端には二輪草のつぼみ。やはり芽吹きは遅い。下り始めは滑りやすいが、坦々と続く植林の道は暗い。まるで雨が降りそうな雰囲気だが、既に降っている。夕方のような暗い道で、ヘッドランプが欲しいような道。

 途中廃村になった白岩集落を越す。何か寂しい…が、育てていた桃や桜が育っていたり、電柱に巻き付くアケビの花に霧の露が付いてきれいだ。石灰岩の採掘工場を下に見る付近は、アケビのツルが目立つ。ここから車道だが、工場に向かう大型ダンプが道幅一杯に通るので怖い。延々と車道を歩くうち雨も止んできたが、気温は低い。

◎おまけ
・登山口で抜いて行った単独のオバサン一人。その後会わず。どこ行った…? 橋小屋の頭からの下りで老夫婦連れと擦れ違う。最近の老年パワーはすごい。

・名郷からの帰り道。道路脇に駐車して車は水汲みをしていた。おいしい水なのだろう。

・家に帰ってからは、足が痛い・痛いと、うるさい母でした。

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)