むう嬢さん 1歳7ヶ月の山 |
||
1984年6月17日(日) 奥武蔵 伊豆ヶ岳 |
||
|
||
梅雨の真っ只中の為、天気予報では雨の確率30%。 不安定な天候なので、装備は雨具に重点をおく。よって、雨具2点・傘2点。 |
||
山行中は何とかもって、終始曇天。 視界は良好。 帰りの電車の中で、小雨がパラつき始める。 今回は、むう嬢さんがどのくらい歩いて くれるかが課題。 |
![]() |
|
(写真)伊豆ヶ岳頂上で | ||
一応むう父さんがむう嬢さんを背負う係り。母さんが荷物の係り。 但しむう嬢さんが歩いている間は、荷物はむう父さん。母さんはカラッポの背負子という取り決めになっているので、かなり期待してみる。 …が、結果は、どのくらい背負子中で眠っていたか、という、親を(特に母さん)落胆させるはめになった。 結局歩いてくれたのは、泣き泣き坂を過ぎて、尾根に出たあたりから女坂の途中まで。 |
||
初めは解放されたとばかりに喜んで「ガンバ、ガンバ、コンジョ、コンジョ(根性)」の掛け声よろしく、ヨタヨタと登っていたのだが突然の離反。そっくり返って、断固歩かなくなり、再び背負子へ。 以後歩くことはなく、下りなどはリズムがあって気持ちよいのかグ〜ッスリ眠り続ける。なかなか親の思惑通りには歩いてくれないもの。 背負子がいらなくなるのは、いつになることやら。 おとうさん、ガンバッテ! しかし、生身の10kgと荷物の10kg、秤にかけりゃ、生身が重たい山ヤの世界。女房に「交代しろ」の一言、言わず。 (言えずかな) 男は、いやオトーサンは、つらいね。 |
||
記:むう母さん | ||
![]() この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号) |