(写真A)
1978年9月24日〜26日 秋の鳳凰三山クラシックルートを行く
メンバー:HGさん、むう父さん
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

9月24日(日)
 曇り
前日23:55新宿発→03:00〜06:08甲府駅→07:18〜43夜叉神峠バス停→08:47〜09:07夜叉神峠→10:50杖立峠→12:41〜13:03苺平→13:30南御室小屋

甲府駅についても雨なのでHGさんが渋り、なかなか腰を上げてくれない。
4時のバスにも乗らずにバス停で仮眠をして、6時のバスに乗る。さすがに人数が少なく、ゆったりと座る。
雨も止んで曇天である。夜叉神峠への道もダラダラの登りで、峠に着くとホッとするが、周りがガスで目指す白峰三山が見えずに残念。それからも樹林の単調な登りで、杖立峠を過ぎ山火事の跡に着く。
夏ならば一面のお花畑で、遠く白峰三山を
見渡せる感じの場所だ。

朝方の雨で、行き交う人は皆雨具を着用。

苺平より巻き気味の道で南御室へ着く。
HGさんは疲れたのか、ツエルトの中で
寝てしまい、一人ボンヤリと暮れゆく丸太
に座り、タバコなどをくゆらす。
(写真A)薬師岳付近からの北岳
9月25日(月) 快晴
05:00起床〜06:30南御室発→07:19稜線→07:37〜50薬師小屋→08:02〜09薬師岳→08:40〜09:19観音岳→09:58〜10:09鳳凰小屋→10:19北御室小屋→10:37五色滝→10:54白糸の滝→12:00南精進の滝→14:10青木鉱泉泊

南御室から薬師への道は急かと思ったがそうではなく、またもやダラダラの道で、途中より樹林の間に白峰三山が見え始めて、気を紛らわせてくれる。
稜線に飛び出すと樹林が無く、急に視界は開け、砂払いより薬師小屋も直ぐ下に見える。
薬師より観音は稜線のプロムナードで、非常に良い散歩道と云う感じの砂の道。
観音より下に降りて、鳳凰小屋への道を行く。

小屋よりドンドコ沢を下って青き鉱泉へ。以前に御座石への道を行くが、ドンドコの方は急な下山路で、途中からは樹間より滝も姿を見せ、変化に富んだコースと云って良いだろう。途中の堰堤で日向ぼっこをして時間を潰す。

陽が当たり、ポカポカして、赤トンボなどを眺めながらのタバコは旨い。
今日は青木鉱泉に泊まる。
古くからの湯で、着いて直ぐに風呂に入る。

体をほぐし、ビールを飲み、庭先でスパゲッティ
を作るが、泊まりのおばあちゃんが手伝って
くれて、炭火で茹でたりしてくれる。

夜は、二人で遅くまで布団に入って話をする。
(写真A)薬師岳からの甲斐駒・地蔵岳
9月26日(火) 晴れ
07:30起床〜08:44青木鉱泉発→09:09甘利山分岐→09:32御座石分岐→11:30平川峠入口→11:44平川峠→12:51〜53穴山橋→13:06〜27韮崎駅→13:42〜14:20甲府駅→15:53高尾駅

朝食は作ってもらい、平川峠を越えるべく林道を行く。御座石鉱泉の分岐を過ぎてから、道端のアケビを取りながら行くが、まだ少し時期が早くて、開ききってないのが多い。
それでもビニール袋に一杯採る。

簡単な登りで峠に着くが、下りは長い。

やっとコスモスなどの秋の花が一杯咲いた、
本当に山村らしい道に出て穴山橋に出る。

この山行も終わり近い。
(写真B)地蔵岳を望む

この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)