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2004年4月24日(土) 曇り時々晴れ 冬型で超寒い
前日
17:15会社発→17:46広島発ひかり→19:20新大阪着→19:50鶴橋着→20:40近鉄尼ヶ辻駅着
当日
06:30ホテル発→08:20洞川温泉着→08:30〜38母公堂登山口→09:33法力峠→10:45山上辻(稲村小屋)→11:25〜40稲村ヶ岳山頂→11:55〜58大日山→12:18〜12:58山上辻(稲村小屋)→13:47法力峠→15:00洞川登山口〜名水まつり会場付近散策〜16:00洞川温泉あたらしや旅館
※写真のアルファベットは、撮影した場所を示します。(地図参照)

◎稲村ヶ岳(大峰)は、この時期珍しい霧氷
その1、前日集合 奈良の大騒ぎの巻
 今回の参加者は、むう父さんも入れて5名。
O嶋さんは60代半ば、そのイトコさんのA野さんは60代初め、九州から引率してきたI橋さんと、奈良在住のN井さんは50代半ば、むう父さんは間もなく50代に突入…と、オッサンの集まりであった。
 むう父さんが近鉄の尼ヶ辻駅そばの居酒屋に着いた時には、既に連中は大トラに変身していた。出遅れたむう父さん。しかも酒の肴は無いものの焼酎はボトル2本を完了。
3本目を頼もうとしたら、何を思ったかO嶋さん。一升瓶ボトルを指さし「5合量り売りせよ!」 入れ物が無いのでビールジョッキ2杯に入れられた焼酎。これじゃ呑みきって帰るしかない。
 明日の準備があるN井さんを帰し、ホテル組は回転寿司屋に行って食事の筈が、ビールが安いと言う事でまたまたアルコール。乾ききった寿司をつまんでいたら「うどんが喰いたい」、なんと、回転寿司屋にうどんがあった。さすが関西。

その2、洞川(どろがわ)温泉から見上げた山の上は霧氷?
 朝6時30分に車で迎えに来てもらい、いざ大峰に向かって出発。登山口は天川村の洞川温泉。天川村(てんかわむら)、洞川温泉(どろがわおんせん)…、地名は難しい。
昨日の夕方までポカポカだったが予報は西高東低の冬型。夕方から少し涼しさが感じられた。当日の朝は寒い。
奈良から天川村までは車で約2時間の距離。早朝出発なのでスムーズに天川村到着。
余分な荷物を置いて、旅館の人に登山口まで送ってもらう。山を見上げると山頂の方は真っ白。
これは霧氷だな…。
登山口の母公堂には6〜7台の駐車場あり。
トイレも完備。
登り始めるといきなりの植林の道。
歩き始めだし、ここは我慢の登り。

15分ほどで洞川温泉からの道と合う。

ここから先は緩やかに巻きながら登る。
まだまだ新緑には早い。

植林の道と広葉樹の道と交互に進む。
所々にハシリドコロが薄紫の花を見せる。
(写真A)杉の植林の中を登り始める
道は相変わらずの緩やかな登り。
小屋の有る山上辻までは、ずっとこんな感じのコース。

但し、寒気の吹き出しで時折の風は凄い。
しかも寒い。

カメラを持つ手がかじかんでしまう。
根性で半袖のむう父さん。

皆は着込んでも寒い…とうるさい。
(写真B)整備されたコースは登りやすい
木々の間から山が時折見える。
稲村ヶ岳の手前ピーク、大日山。
切り立った山だが、霧氷で真っ白。
早く行かないと、強風か直射日光で霧氷が落ちる。

足場の悪い部分には、しっかりした橋。
手入れの行き届いた道だ。

時折太陽が顔を出すが、すぐに隠れる。
小屋の有る山上辻に着くが、ここは風の通り道。
しかも小屋は閉まっている。
(写真C)山上辻、霧氷で白い木々
素早く頂上に向かう。
残雪が少々現れると、その先は一面の霧氷。
時折射す太陽にまぶしい霧氷。
写真を撮りながら進む。

下り始めると、いきなりの急な雪渓。
ここをトラバースしないと進めない。
ここでO嶋さんリタイア。
小屋付近で待ってもらう事とする。

残りの4名は雪渓を横切って頂上へ。
(写真D)霧氷の前で九州3人組は大喜び
雪渓は3ヶ所。
霧氷に喜びながら進むが、風は冷たさを増す。

頂上から2人ほど降りて来るが、半袖のむう父さんを見て、驚いた顔をする。
確かに寒い。

頂上に着くといきなりの展望台。
三角点より高い場所だよ。
登ると素晴らしい景色。

山また山の景色に、霧氷が映える。
(写真E)頂上の展望台で
(写真E)山頂からの眺め (写真E)霧氷のアップ
短い時間にA野画伯はスケッチブックを広げて水彩画を描く。

むう父さんはさすがに長袖シャツを着込む。

下りは途中から切り立ったピークの大日山を往復。
修験の山。ハシゴの連続。

O嶋さんの待つ山上辻に帰って、風当たりの少ない場所で食事とする。
温かいカップラーメンが嬉しかった。
(写真F)雪渓を横切る
O嶋さんはじっと風当たりの少ない場所で待っていたようだが、動いていないぶん凍えていたようだ。

食事後の下山は、往路を引き返す。
しかし、人の少ない山だ。
我々を含めて、総勢20人弱か…?

この稲村ヶ岳は大丈夫だが、隣の山上ヶ岳は女人禁制の山。シーズンには行者が大勢登るそうな。
(写真C)小屋脇で風を避けて店を広げる
登って来た母公堂には降りず、洞川温泉に進む。
途中鍾乳洞が数ヶ所有るが、閉まっている。
名水のゴロゴロ水付近に下り着く。

丁度名水まつりのイベント中。
名水でコーヒーを飲み、資料館を見物。

旅館に帰り着いて温泉でゆっくり。

※温泉以降は、翌日編でどうぞ。
(写真G)後一息。鍾乳洞下で。

 この地図は国土地理院長の承認を得て、同院発行の5万分の1地形図及び2万5千分の1地形図を複製した物です。(承認番号 令元情複 第189号)